高橋キヨ子
咲くやこの花 – 高橋キヨ子
咲くやこの花 優しい言葉ですね
ともに厳しい 風雪を
耐えたあの人 今どこに
元気で 元気で きっと元気よね
咲くやこの花 優しい花ですね
咲くやこの花 綺麗な言葉ですね
十二ひとえの その昔
こんな姫さま いましたね
貴方も 貴方も そして貴方もね
咲くやこの花 綺麗な花ですね
咲くやこの花 夢ある言葉ですね
どんな時代に なったって
花はあしたの 道しるべ
明るく 明るく いつも明るくね
咲くやこの花 夢ある花ですね
咲くやこの花 優しい言葉ですね
ともに厳しい 風雪を
耐えたあの人 今どこに
元気で 元気で きっと元気よね
咲くやこの花 優しい花ですね
咲くやこの花 綺麗な言葉ですね
十二ひとえの その昔
こんな姫さま いましたね
貴方も 貴方も そして貴方もね
咲くやこの花 綺麗な花ですね
咲くやこの花 夢ある言葉ですね
どんな時代に なったって
花はあしたの 道しるべ
明るく 明るく いつも明るくね
咲くやこの花 夢ある花ですね
届かぬ想い 桜にたくしひとり台詞(ぜりふ)の 恋舞台春夏秋冬 ひらひらと 花吹雪春の桜は しゃんと咲く エー しゃんと咲く渦巻く嵐 心の破片(かけら)涙かくして
太鼓 三味線 笛の音夏の城下が 踊る頃郡上ぼんぼり お月さん朝まで一緒に いておくれちいと ひとりじゃ 寂しくて 寂しくて郡上のナー八幡出てゆくときは(ハ ソン
春爛漫の 花の色星影淡く 風薫る松竹梅の 舞扇花びらに似て 鮮やかに宴の園に 咲き誇る雲流れ去り 月冴えて金襴瑠璃(きんらんるり)の 花舞台太鼓や鉦(かね)の
(ヤサホーラエー ヤッサホーラエー)尾鷲よいとこ 朝日を受けて ヨーイソレ浦で五丈の 網を曳くノンノコ サーイサイ(ヤサホーラエー ヤッサホーラエー)儘(まま)
朝は朝つゆ 夕べは夜つゆ濡れて色増す 花もよう風の無情に 泣く日もあるがおんな夢見る 晴れ舞台今宵も咲きます 桜扇の舞星も凍てつく 月日もあるが冬はかならず 春
鏡を割って 福を出す杉の香りの 祝い樽お酒はおいしく 飲みたいものねめでたさみんなで 分けあえば月も大吉 月も大吉 あの笑顔笑う門には 福が来る福は笑顔に つい
茜に染まった 夕空見れば西へと流れる 浮雲ひとつ夢と添い寝の 枕が濡れるここは東京 ふるさと恋し想い出あの町… 串本おんな節水面に棹さし 愛しいひとへ漕いでも着
一生一度の 二度ない青春(はる)を賭けた舞台に 悔いはない舞うがさだめと 心に決めてかざす扇に あーあーあーいのち華やぐ いのち華やぐ 晴れ姿夜空を焦がして 篝
茜夕焼け 赤とんぼ野菊摘みする 母ひとり故郷(くに)の夜空を 染めちょる色は今日も都と おなじ月見上げて… 見上げて いるだろか庭の山椒の木鳴る鈴かけて ヨーオ
ひとり思案の おんなの宿はおもい尾をひく 浮名川夢かうつつか まぼろしか炎(も)えて身を焼く あかね雲いつわりいやいや いつわりいやいや身を焦がすネエ~ あなた