ひとり思案の おんなの宿は
おもい尾をひく 浮名川
夢かうつつか まぼろしか
炎(も)えて身を焼く あかね雲
いつわりいやいや いつわりいやいや
身を焦がす
ネエ~ あなた
水に笹舟 流しても
泊る入江の憎らしや
惚れて焦がれてネエ 待たされて
夢と添寝の 片羽鳥
甘いささやき 心で消して
流れてゆきます 女川
はかない恋と 知りながら
つもる未練の 浮世ぐせ
いつわりいやいや いつわりいやいや
身を焦がす
想い投げれば 川が泣く
色香うつして 濤(なみ)が呼ぶ
いつわりいやいや いつわりいやいや
身を焦がす
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