蔵田みどり

窪んだヘソ – 蔵田みどり

窪んだヘソにダイヤ埋め
笑われまいと耳開く
窪んだヘソにダイヤ埋め
寝そべる心よ静かに踊る

倒れまいとつかんだその先に
見るも美しき太陽の陰
踏み掴んだ砂の道を
つとつとと頼りなく流れるその身体よ

頬に痛い太陽の厳しさに
乾く喉を包む水の清さよ
眼を閉じるまいと潤ます膜に
暖かき風よここで遊ばん

窪んだヘソにダイヤ埋め
笑われまいと耳開く
窪んだヘソにダイヤ埋め
寝そべる心よ静かに踊る

風化した過去の骨拾い
紅と混ぜて口もとつぐむ
身体よ舞えとしなる肌に
絹を着せ光渡す夢衣よ

香り震わす記憶と笑みに
濡れた髪が描くグレーの美しさ
艶めく睫毛に何を乗せ
か弱き足よ喜び探す

窪んだヘソにダイヤ埋め
笑われまいと耳開く
窪んだヘソにダイヤ埋め
寝そべる心よ静かに踊る

人気の新着歌詞

えほんのうた – 蔵田みどり

えほん えほん えほんしかくい えほんながい えほんおおきな えほんちいさな えほんまるい えほんさんかくの えほんえほん えほん えほんあなのあいた えほんと

桃あル月 – 蔵田みどり

聞こえる音も視えるかたちもわたしがいるからあってわたしがいなくなるとどこかへ消えてしまってそんな夜をずっと待ってる朝が来たら色が視えて小さなからだを揺する欠伸の

額紫陽花 – 蔵田みどり

湿る土の匂い立つ震えるほど静かな夜に尾根に降り立つオレンジの三日月の光囁いた今宵は眠る額紫陽花静かな夜風が語りかけ明日には雫がやってきて化粧するさと過ぎ去った雲

後の花 – 蔵田みどり

誰かのことばで傷ついてあなたは誰かを傷つけたそんな自分を責めないで隣で眠る君のなまえあなたがそっと呼んだなら初めてやっと見つけるよ奥に隠れたその素顔平気なふりし

キラキラ白川 – 蔵田みどり

鳥居のもとよりさらさら流るる白き流れよさらさら さらさら流るる川底に光る小石達が川面の模様を透明な鱗へと紡ぐキラキラ小石達が遠くに目をやれば軋む自転車の音色が私

子宮の薔薇 – 蔵田みどり

私の肌が爛れても私の鼓動は死なないし、私の眼が爛れても私の子宮は死なないの誰が生んだのそのことば誰が決めたのその決まりしばる者は不自由で逃れる私は捕まらない私の

Back to top button