清家千晶
光と自由 – 清家千晶
今日は、グラデーションの空を舞う
ひとひらに泣いた…!
じーんとするような 甘い予感と
何にも感じる事なく 過ぎる日々を
何度もくり返して
あと少しで届く――
この喜びを誰かに伝えて
忘れてしまわぬよう
今、哀しみを この手から放とう。
今日は、グラデーションの空を舞う
ひとひらに泣いた…!
じーんとするような 甘い予感と
何にも感じる事なく 過ぎる日々を
何度もくり返して
あと少しで届く――
この喜びを誰かに伝えて
忘れてしまわぬよう
今、哀しみを この手から放とう。
決して 口に出さない 言葉も流れて溶けてしまう 悲しいことはすべて夢見るような時や 優しい眼差しも幻のように 思い出される私は只 星座を映して 瞳を飾っているこ
真昼の粒子で遠く歪む色彩目を眩ませる為のピンクの花びら空に手をのばして雲をはらう行為まだ一度も君を守れたことがない。君とのぞく夜のその色の深さだけがやさしいとし
陽が高くあって先に目覚めた 午後手を握り返す力も無い 君の瞳はかたく閉じ、覗き込み事すらできない。昨日を置きざりにしてきた様な少し薄情な部屋を見回すそして君のま
それは もう 月の色に濁る心みたいなものそれは もう 右眼にだけ落ちる涙みたいなものこんな類の 寂しさは決して君には 分からないでしょう迷わずに立つ そんな君は