褪せた世界が色づく瞬間を
雨降りの後の明媚を
どんな詩なら伝えられるの
しがない人生の行く宛てない情を並べた
慣れない景色を踏鞴を踏み歩く
死ねない理由もどこかで失くしてきた
それでも今も息をする 明日を望んでいる
思えば僕だってこんな滅入る季節に
胸を躍らす子供だった
変わらない
この心を色取る何かを探した
夢と知りせば
目覚めたくなんてなかったのに
叶わないものなんかないと願う
いつかの僕らは
夢と知りせど
その脚を止めなかったんだ
生き急ぐ道すがら 届かぬそれは
ラムネの中のガラス玉のように
透き通る程に綺麗に見えた
空を断つ高架橋
建設中のクレーン 都市ビル
夢見た後じゃすべて味気ない世界に思えるんだ
過去の僕を大人ぶって嗤う
そんな自分が一番子供だった
揺蕩う陽炎 伸びた影法師
佇む残照に月が咲く
わからない
人生の価値も明日も
だから生きてきた
すべて知りたい
世界の秘密も愛も死も
変われない
懲りもせず徒を拾う 転べど悔いても
夢と知りせば
とか憾んでも無駄なんだから
君と同じ世界を見つけた時から
胸の中で鳴り止まない音
言葉の上に君を見ていた
人気の新着歌詞
新世界から – 月詠み 行き場のない思いがまた言の葉にならないで散る様消したくなんかないよまだなんて狼狽えても変わんないから届かぬものと諦め 日和見だけで終わる人生受け入れらんないよほ
真昼の月明かり – 月詠み 真昼の月の明かりの下君が幽かに見えたんだよほら もう藍の空に融けた想いに手を振るアデュー アデュー悴む指を包むその体温に溶けては滲む痛みすめく夜に 途切れないよ
絶対零度 – 月詠み 凍てついた心象に昏れない何かをくれのべつ幕無し 飽いたストラテジー人も歩けば木から落ちるでしょ苦肉の策で謀り安堵さ今に手詰まるさながらイカサマ良いも悪いも知らぬ
こんな命がなければ – 月詠み 夢も愛も何もないこんな命がなければ僕ら、傷も嘘も痛みも知らずにいれた今も 目も綾な思い出が明日を攫うそうだいっそ朝が来なけりゃいいと思ったんだどんなものもいつか
ネクロポリス – 月詠み 何処かに落っことしたの其れって何だったっけな最初から何にも持ってないいつまで経っても解んない如何してこんなんなんだろうまあ、だって違って生まれたねえ、待って!そ
カルミア – 月詠み 心に欲望が住んでいて欲しいものが手に入らない度 爪を立てる痛みは感じないのだけど呼吸にさえ紛れてしまうほど鈍く疼くどうか笑えますようにそして満たせますように胸に
夜に藍 – 月詠み あの夏の劣等感に僕は今日も縋ってる埃被った何もない日々溶け出した暮れにサイダーまたねって笑う君僕等 嘘をつくまるで偽物のようだこの人生も 言葉も日陰で俯く今日と
メデ – 月詠み なぜ生きてるかなんてさ ほらね努努言えないまだ惨憺たる現実を 誰も皆見ちゃいないな嘘や他意は無いわとか嗤う そして態態拘らう誰だって堕して 大抵 退嬰既に飽き飽
ヨダカ – 月詠み 出来ない事が増える度に僕は人生の価値を計った為りたい自分が消える度に僕は正解の道を見失っていくなら残された先が暗闇だっていいもうここでくたばるよりはいいそうだろ
生きるよすが – 月詠み 夜の藍に咲いて満ちていけ 生きるよすが傷も嘘も痛みも詩になれ夢を、愛を書いて何を救えますか憂う空を染める光になれこの世にありふれた幸福の形それじゃ空いた穴は埋め
アメイセンソウ – 月詠み ぱらっぱ ぱらっぱぱらっぱ ぱらっぱ夙に捨てた花めく絵空事散々な過去と褪せた未来ごと手癖のコード 詩を書く B5 ノート夢も希望も嘘だらけだもう曖昧な予測じゃな
醜悪 – 月詠み 他人の心の中 解りはしない様に抱えていたはずの機微にさえ 気付けなくなった猛毒になっていく それなりの愛憎を飲み込んだままでいられるなら 楽だと思った朝が来るた
暮れに茜、芥と花束 – 月詠み 「ロックンロールは死んだ」駅前で叫ぶ誰かの声人混み、小走りで抜けるハイファイな歌が嫌いだった空っぽのままで終わりたいドラマにならない人生でいい何をしてたって終わ
白夜 – 月詠み 藍の空が焼かれて朝が来る目を覚ましてただの夢ならばと願うのいま頬を伝う雫にも何か理由はあるのに哀しみも喜びもどれも違う気がした嘘になった夢がね傷に触れて痛むの優
月が満ちる – 月詠み 過去になる今日と僕のこと白と黒の音 枯れた喉求める昨日と君の許また生きていこうと思えたこと何者にもなれない人生と嘆く僕に君が歌うんだ「それでも」そう 君はいつだ
春めくことば – 月詠み ああ 言葉じゃ伝えきれない形のない憶いとかこの胸の痛みの理由を偽りなく描き出せればああ わからないことばかりだ心がどこに在るとかこの世で一番美しいものとは何かと
花と散る – 月詠み さあ 嘘めく心の臓を奇なる恋の夢を飾るように騙して「ああ」忘れたくないこと忘れたいことがまた増えていく今日も無数の光を並べて眠る「どうでもいいけれど私以外皆幸せ
救世主 – 月詠み 教えてくれ世界の在り方をこの人生の意味と使い方を斯様な生き方でこの運命を、君を救えるのかどれもありがちなトラジディーばら撒いて咲いた痛みに後悔して逝く人生か問え
逆転劇 – 月詠み 例えばこの世の全部を滅ぼせる強大な魔法でさえ壊せない死んでも奪わせはしないこの心だけは誰にも凪いだ景色に咲かせる有卦 未曾有 夢想 浮かぶ瀬と希望理想で現実を薙
導火 – 月詠み いつの間にか思い出は色褪せて掠れる命の火に焚べた夢は今もまだ光を放ついつか立てた誓いも自然と時効になるかなあの頃は水面の月へ闇雲に手を伸ばしていた正しさの全部が