月詠み

花と散る – 月詠み

さあ 嘘めく心の臓を
奇なる恋の夢を
飾るように騙して

「ああ」

忘れたくないこと
忘れたいことがまた増えていく
今日も無数の光を並べて眠る

「どうでもいいけれど私以外皆幸せそうね」
なんて言ってみたりしてほぞを噛む

壊れぬように愛して
言葉じゃ癒えないこの痛みを鎮めて

夢を見るのにどうして
眼を瞑らなきゃ駄目かわかった

失っては増える
些事な憾みや無価値な拙作が
今日も愚昧な私を動かすみたい

どうでもいいことで
生きてたくも死にたくもなるよな
なんか
いっそのこともう忘れさせて

「何が足りない?」
「生きるだけでも良いんじゃない?」
「誰の言葉を待っている?」

いつか胸に秘めたこんな願いが
呪いのように蝕んでいく

始まりの日に還して
出来ないのなら排して

壊れるほどに愛して
明日を見失うくらいに光を灯して

夢を見るのにどうして
心が苦しいのだろう

「さあ?」
誰も知り得ない
そりゃわかっちゃいるけど
答えを探しては また迷路に落ちていく

ねえ 誰かが歌うでしょ
そう「夢は美しい」
そんなのは叶えられた人の戯れ言なんだよ

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