サバノオミソニー
A – サバノオミソニー
最低な感情も
薄くなっていく
手のひらの爪の跡も
消えるほどに
痺れる
大概な期待ばっかだ
単純に実直に
ふさぎ込む間も無く
包み込まれる
手を振って滲んでいる
後ろ影と揺れる髪を
また引かれているみたいだ
まだ行かないで
伝えるには足りないね
伝えるには足りないね
稚拙な言葉でも言わせて欲しいだけ
最低な感情も
薄くなっていく
手のひらの爪の跡も
消えるほどに
痺れる
大概な期待ばっかだ
単純に実直に
ふさぎ込む間も無く
包み込まれる
手を振って滲んでいる
後ろ影と揺れる髪を
また引かれているみたいだ
まだ行かないで
伝えるには足りないね
伝えるには足りないね
稚拙な言葉でも言わせて欲しいだけ
近所の悪ガキの笑い声に目を覚ました日がもうあんなに高いのに冷房の効きすぎた部屋じゃ気づかない肌寒い季節が恋しい袖の長い服で君の手を隠してしまいたい幸せを取り囲ん
壊れてしまった時計をいつまでも壁に飾って騙し合った優しい嘘の部屋であなたといつまでも一緒だよって笑い合ったワンルームの海でスイミングゆらゆら魚のように2人だけの
目が覚める度に目を閉じてしまうのはいつものこと いつものことたまには本でも読んでみようと思うけれど冒頭の三行目で表紙を閉じる夢の中へ消えていけば退屈な今を見るこ
少し 少し 不安の中暗い 暗い 空間の中時計は午前6時こんな日々が砕け散ればいいな冗談だけどねだからまだ夢を見ていたみたいだけどまだ夢を見ていたいみたいきっとと
500円のビニール傘ちょっと高い気がしたんだ濡れて帰った道はまだ歩き慣れないや柄にもない服でちょっとだけ背伸びをした新しい街にも人にもまだ馴染めずにいる一雫落ち
もう夜は明けてしまっている冷え切った匂いがしている君は未だ 横たわるの軽い布団を肩までかぶっている ああもう夜は醒めてしまっている乾いた匂いがしている君は未だ
忘れてしまわないよう書き溜めてた錆びついた脳内に 駆け巡ってく音を最大限のメモリーに収まらないから付箋に書いておいた、それも思い出せないようまくいかないことばか
gray town煙が昇って空を閉ざして誰も知らない街gray town日が傾いたら月が昇るまで手紙を飛ばすよ繰り返し歌う友の歌を君を祈っている行方遠く灰色の雨