サバノオミソニー

petrichor – サバノオミソニー

500円のビニール傘
ちょっと高い気がしたんだ
濡れて帰った道は
まだ歩き慣れないや

柄にもない服で
ちょっとだけ背伸びをした
新しい街にも人にも
まだ馴染めずにいる

一雫落ちたそれは
ほんとに雨だったのかな
そっちの天気はどうだい
こっちは雨の匂いするよ

ぽつりぽつりまたひとり
ぽつりぽつり落ちた光
ひとりふたり過ぎる人を
見送って
ぽつりぽつりこぼす吐息
ぽつりぽつり揺れる光
当たり障り無い言葉を
吐き出して、虚しくなって

一雫落ちたそれは
きっと濡れた髪のせいで
寝顔を見つめる僕の
髪は君の匂いがした

一雫落ちたそれは
ほんとに雨だったのかな
最寄り駅のプラットホーム
大切な街の匂いがするよ

忘れられないあの街から
もしも君がいなくなったら
全部なかった事になるようで
無くさないでまだ僕は
ここにいるよ

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ドロップ – サバノオミソニー

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sheer – サバノオミソニー

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2024 – サバノオミソニー

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Note to self: – サバノオミソニー

忘れてしまわないよう書き溜めてた錆びついた脳内に 駆け巡ってく音を最大限のメモリーに収まらないから付箋に書いておいた、それも思い出せないようまくいかないことばか

gray town – サバノオミソニー

gray town煙が昇って空を閉ざして誰も知らない街gray town日が傾いたら月が昇るまで手紙を飛ばすよ繰り返し歌う友の歌を君を祈っている行方遠く灰色の雨

A – サバノオミソニー

最低な感情も薄くなっていく手のひらの爪の跡も消えるほどに痺れる大概な期待ばっかだ単純に実直にふさぎ込む間も無く包み込まれる手を振って滲んでいる後ろ影と揺れる髪を

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