カルメン・マキ & OZ
六月の詩 – カルメン・マキ & OZ
私の心の隙間に
六月の風が吹いても
あの夏はやってはこない
悲しみを殺したままに
笑いながら通りすぎていった
なまぬるい六月の風
夏を待つ都会の静けさ
渦を巻く鬱な気分
喘いでる私の自由を
掴みとれるのはあなたじゃない
去年の夏のままに
私はしゃがみこんでいる
私の夏は続いている
私の心の隙間に
六月の風が吹いても
あの夏はやってはこない
悲しみを殺したままに
笑いながら通りすぎていった
なまぬるい六月の風
夏を待つ都会の静けさ
渦を巻く鬱な気分
喘いでる私の自由を
掴みとれるのはあなたじゃない
去年の夏のままに
私はしゃがみこんでいる
私の夏は続いている
寂しい女に夢はつきもの一人よがりの夢をたくして全ては平凡にとそんなふうにも思うのだけれどたくしきれない何かにひかれきっとあんたは又明日も小さな夢を見る唄っておく
オレンヂ色の光がさしこむ白いレースのカーテンをひらくと青い空には油絵で描いた白い雲が流れ小鳥達はさえずり私もつい口笛などふいてみます朝寝坊のおまえは水色のシーツ
朝もやの中にあなたのまぼろしを見た見た気がしてあなたの後を追いかけて霧の中走り走り続けたのいつも夢見てたあなたと手をつなぎ菜の花畑の中を走るの私の手をすり抜けて
それほど悲しい 夜でもないのに忍びよる足音に 気をとめることさえもできない女が 街角にたって通りすぎる 情景を見つめてあてのない1日が…夢より多く かなえられた
くる日も くる日も ロックンロール踊り疲れたとは 言わない汽車に揺られ ここまで来たがまだ旅は 始まったばかりいつまでも いつまでも 走り続けるロックンロールバ
あまりに悲しいことばかりでどこか遠くへ旅にでようとポケットに思い出つめこみひとり汽車にのったの汽車の窓の外を走りぬける昨日までの私のにがい人生もう二度と戻ること
直立不動のビルの隙間から入道雲が動きだし白い世界が広がれば誰もがみんな 変わってしまう私は熱いコーヒー飲んでるサテンの窓の2階よりこれ以上の怒りを放り投げて無理
やって来たのは 誰も知らない夢にまで見た 青い世界光る砂浜に けむる雲に助けられて白い日記を破りながら遠くを走る船の灯りに追いかけて飛ばしたいくつも 紙飛行機に
真夜中の街角 しゃがみこんだ女ネオンサインの反射で 泣いているのがわかる雨上がりの東京 夜も昼もなく動いている 赤茶けた空うなりをあげるタクシーと いきかう酔っ