オレンヂ色の光がさしこむ
白いレースのカーテンを
ひらくと青い空には
油絵で描いた
白い雲が流れ
小鳥達はさえずり
私もつい口笛などふいてみます
朝寝坊のおまえは
水色のシーツの海の中で
どんな夢を見ているのでしょうか
今日はどんな花を飾ろうか
小さなテーブルの上には
熱いコーヒーと
パンの香り
窓辺のゆりいすに腰かけて
煙草をくゆらしながら
おまえは外を見ています
眠りかけていた
記憶は甦り
遠い日の幻が
おまえの瞳の中をかすめます
こんな生活がこれから先ずっと
約束されているのなら私は何もいらない
何もいらない
何もいらない
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