カルメン・マキ & OZ

私は風 – カルメン・マキ & OZ

あまりに悲しいことばかりで
どこか遠くへ旅にでようと
ポケットに思い出つめこみ
ひとり汽車にのったの

汽車の窓の外を走りぬける
昨日までの私のにがい人生
もう二度と戻ることのない
この町ともさよならね

あぁ もう涙なんか枯れてしまった
明日から身軽な私
風のように自由に生きるわ
ひとりぼっちも気楽なものさ

あぁ 目をとじて心もとじて
開いた本もとじてしまえ
あぁ私は風私は風
終わりのない旅を続けるの
あぁ 私を抱いて気のすむように
抱いたあとであなたとはお別れよ
どうせ私は気ままな女
気ままな風よ

胸の奥深くうす紫色の 霧が流れる
誰か教えてよ 私の行く先を

見知らぬ町の 街角にたち
人波の中漂う私 明日はどこへ
終わりのない旅

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きのう酒場で見た女 – カルメン・マキ & OZ

寂しい女に夢はつきもの一人よがりの夢をたくして全ては平凡にとそんなふうにも思うのだけれどたくしきれない何かにひかれきっとあんたは又明日も小さな夢を見る唄っておく

朝の風景 – カルメン・マキ & OZ

オレンヂ色の光がさしこむ白いレースのカーテンをひらくと青い空には油絵で描いた白い雲が流れ小鳥達はさえずり私もつい口笛などふいてみます朝寝坊のおまえは水色のシーツ

Image Song – カルメン・マキ & OZ

朝もやの中にあなたのまぼろしを見た見た気がしてあなたの後を追いかけて霧の中走り走り続けたのいつも夢見てたあなたと手をつなぎ菜の花畑の中を走るの私の手をすり抜けて

六月の詩 – カルメン・マキ & OZ

私の心の隙間に六月の風が吹いてもあの夏はやってはこない悲しみを殺したままに笑いながら通りすぎていったなまぬるい六月の風夏を待つ都会の静けさ渦を巻く鬱な気分喘いで

街角 – カルメン・マキ & OZ

それほど悲しい 夜でもないのに忍びよる足音に 気をとめることさえもできない女が 街角にたって通りすぎる 情景を見つめてあてのない1日が…夢より多く かなえられた

とりあえずロックンロール – カルメン・マキ & OZ

くる日も くる日も ロックンロール踊り疲れたとは 言わない汽車に揺られ ここまで来たがまだ旅は 始まったばかりいつまでも いつまでも 走り続けるロックンロールバ

崩壊の前日 – カルメン・マキ & OZ

直立不動のビルの隙間から入道雲が動きだし白い世界が広がれば誰もがみんな 変わってしまう私は熱いコーヒー飲んでるサテンの窓の2階よりこれ以上の怒りを放り投げて無理

南海航路 – カルメン・マキ & OZ

やって来たのは 誰も知らない夢にまで見た 青い世界光る砂浜に けむる雲に助けられて白い日記を破りながら遠くを走る船の灯りに追いかけて飛ばしたいくつも 紙飛行機に

午前1時のスケッチ – カルメン・マキ & OZ

真夜中の街角 しゃがみこんだ女ネオンサインの反射で 泣いているのがわかる雨上がりの東京 夜も昼もなく動いている 赤茶けた空うなりをあげるタクシーと いきかう酔っ

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