Tani Yuuki

運命 – Tani Yuuki

幸せ、不幸せ
重ねて測って
徐々に皺合わせ
夢は人任せ

笑って、飾って
混ざっては嵩んで
燻っていた羽根
御空に委ねて

ありきたりな感想
擦り切れた感情
空になった心が指し示す活路

大事なのは環境?
類い稀な発想?
才能てなんでしょう?

きっと運命、いや偶然?
とか不明瞭じゃなく
日々変わって、闘って
抗っていたい
もうわかってるんだろ? 誰も知らないんだよ
物語の結末を

歓声も罵声も糧とした
横、縦、重なって定めとした
「先が見えないんだよ」そりゃ当たり前だろ
辿って来た軌跡が道になるんだもの

命とは等しい
疑問になる思考に
非情になれなくて
希望に縋りたくて

本心とは遠い
試供品のように
飽きたらすり替え
流行っては廃れてしまう

きっと文明から終点
どの文献にもない
岐路は無限かつ有限
待つ空前の未来
もうわかってるんだろ? 君が叫ぶんだよ
物語の幕開けを

安定も安静も枷とした
弥の明後日、晴れだって
何回目の予感?
「明日が怖いんだよ」そりゃ当たり前だろ
誰1人だって見たことがないんだもの

譲れないもの
揺るがないもの
今走り出した台本のないストーリーを
掻き鳴らす鼓動
紛らわす音
止まってしまう前に

なんで努力も孤独も無表情なのさ
ただ救いを、報いを求めていた
もうわかってるんだろ? 君が変えてくんだよ
物語の主人公よ

きっと

ちゃんと運命とか偶然とか寸劇じゃなく
7の三連、0%の果てを見たい
「叶うはずがないだろ」誰が決めたんだよ
物語の筋書きを

歓声も罵声も糧とした
影があって、晴れ間って成り立っていた
もうわかってるんだろ? 正解はないんだよ
辿ってきた奇跡が答えになるんだもの

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