朝見たテレビによれば 今日はにわか雨が降るんだって!?
どうりでこの曇り空
遅れて来た君は おかまいなしの笑顔だったから
この際天気は どうでもよく思えた
後ろの君は いつも怖がるから
今日はスピードを 控えてみようか
いつも同じと思っていた 街の景色は
知らない間に 別の顔で動き続けていた
変わるものが多過ぎるから 君のその手のその温かさが
変わらないことが嬉しく思えた
だって昨日と街並みさえ少し違うでしょ?
今日は始まったばかりだけど 明日も会いたいと思うんだ
どうやら僕の頬に一粒 落ちてきちゃったみたいだ
空のご機嫌が斜めに
こんな日に限って当たる予報
『良い裏切り』なんて そんなものないと感じた
急いで逃げ込んだ 屋根の下で
メットでつぶれた 髪を直しながら
冷えてる手を繋ぎ合って 話をする
なんだかんだ 今日の雨は悪くないようだ
隣に今君がいること 何よりそれが嬉しく思えた
日々の不安も気にしないで済みそうだ
楽しそうに笑う君のこととりあえず
建前とかそういうの無しにして 大切に思うんだ
君が僕にくれるものは 一つじゃない
僕は君に一つでも 与えてるかな
変わるものが多過ぎるから 君のその手のその温かさは
『温度』以上の温もりがある 僕にとって変わらない大切なもの
もうすぐ雨が止みそうだ そろそろ行こうか
君と二人なら 場所も天気もなんだっていいんだよ
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