長く旅が続いたから
小さく丸まって眠る癖がついた
船出の音にもよく似た夜明け
生まれ変わるように光る月の鱗
そんなもので十分だった
星が手のひらに落ちるように
雲の影より早く走って
あなたが海のようだと呼んだ体が
叫んでいる
手放してなお
きっと最後に見つめるのは
途方もない青空
(あなただけは目を離さないで
何もかも捨て大人になった
きっともう十分僕らは
正しく傷ついてきた)
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