羽をもがれた蝶みたい 影が伸びてそう見えた
無邪気な愁しみにただ 揺れていた 暮れていた
百度の恋知っても 慣れてしまうしか術なく
どこにも行けないままで この身体 この心
同じ場所をぐるぐる回る 出口なくて 二度と戻れなくなる
僅かな塵を追うように 眺めてた夢覚めてひとり
残像 かげろう模様 水彩で描いたら いずれ
真っ赤に流れる想い 青褪めた気持ちだけ残る
歪な形が奇麗 咲いていた花の跡 花の跡 花の跡 跡
泡と消える人魚みたい 呼吸乱れて溺れて
美しい結末なんて 嘘ばかり 歌ばかり
誰も救われてないって おとぎ話を笑えば
何にも感じないことに 気がついて 気がふれて
壊れかけできらきら世界 ふたりぼっちのまま 逸れるの何故?
ゆっくり吐いた煙は 戯れて逃げてあなたと同じ
全部 灰にしたくて 退屈を燃やしてた だけど
やっぱり気まぐれに夜 口づけをして息を止めて
演じる泡沫芝居 憐情じゃ冷めるだけ 冷めるだけ 冷めるだけ だけ
嬉し寂しも移ろひて
有りの儘なる浮世のみ
故に想念常しなへ綴る 縷縷 縷縷
僅かな塵を追うように 眺めてた夢覚めてひとり
残像 かげろう模様 水彩で描いたら いずれ
真っ赤に流れてこゝろ 青褪めた気持ちだけ残る
歪な形が奇麗 咲いていた花の跡 ずっと
ゆらり 血が揺らぐたび 静かに好きは永遠に続く
愛しい形で綺麗 裂いていて華の痣 ずっと
ゆらり 血が揺らぐたび
ゆらり 血が揺らぐたび
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