いたずらに焦がれては 揺らめく残響の中
黄昏に寄せ合えば 静かに違う視線
ありふれた始まりは かすかな色なき風
回りだす歯車が 歪に軋む音
願っては抱いて 鳴りだす鼓動
裂けては乱れて 途切れるまで刻んで
密やかになぞる指 体温感じたままで
何度でも巻き戻す二拍子 夜に添う 嘘
触れては絡めて 重なる影
明けては照らされ 消えてくまで
哀情なら分つと知って また戯事繰り返す
触れては絡めて 重なる影
明けては照らされ 消えてくから
さめてく刹那に 散るのは夢
伝ってく涙は 淀んでくほど流れて
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麻酔の切れかかる午後は神経が剥き出しになる…花瓶に差した花を見て美しいなんて思わない…針の先から溢れ出す透明な血を思い出す…君がほほえんだとしても 私はただのキ
巡る空に慣れるように 寂しさから指を解いた形もない心寄せた 願い事目を逸らしながらネジを捲けば 止めたままの 針が動くよ滲み出した 午後の陽射し かすかに響いて
果てなき世界ならば この胸には証しを同じ涙濡れたら 僕ら笑いあおう解き放ってった現実で 刻む鼓動にフレーズを共鳴してく心に 音をたてて咲く 名前のない花おそろい
嘘を纏ったら迷う帰り道君の足音で星を見失うクリア出来たならスキルは上昇目隠し鬼さんこちらへほら、心はいつでもゆらゆらほら、ここまでおいでよ、おいでよ深い理由もな
午前0時 雨 静寂に問う 思考はインク 流れ出して 潜れば僕の色に 沈む 沈むフィルム 逆走 日々なら模様 カレイド 覗いてほしい 混ざってく僕の色が 回る 回
例えれば さびしんぼういつも通りの僕になる窓も全部塞いだし ドアにはちゃんと鍵も掛けました来る明日を拒んだら 滅ぶのが決まりだよふたりしかいない国 作った○と△
月光蝶は 遥か向うの論争と宙を舞う可笑しい位 鮮やかに落葉樹と ずっと遊んでよう一晩中 ずっと踊ってよう枯れ葉散る ひらひらと美しくこの場所で彼が言う魔性施した
落ちてくる星の雨 伸ばした指先に触れて足下に伝われば 汚れた水に変わるからほら 目を閉ざして叶えば 地には花を失うために時は過ぎて 静けさひとつ漂うほど戯れる微
散文的に泣く 東京都のゴースト水銀灯で寝て 超低温の夢視る平然とさよ~なら 遠のいてくの、誰?洗礼めいて雨 そうとう素敵I love you so 確かな理想郷
空は泣きやみ 色ない眉月窓に滲んで そっと零れたふたり描いたしるしを残して夜はざわめく星翳してただ ただ 重ねる日々に問いかけながら摂理な流転に 空理な刹那に
16ピースじゃ一瞬だけれどすぐ解けない知恵の輪が 目の前にあって曖昧 何となく嘘言ったり 愛情なんて脆くてきらめき感 粗悪 わめき うんざり歪んでく 曲がってく
The thing that light makes the shadow.The thing that light makes the shadow.Ther
いつも白黒思考で好きなものは好き 嫌いなものは嫌い放課後 ひび割れたチャイム残響していた 鼓膜が破けそうだアスピリン つくり笑い不感症の涙クラスメート カメレオ
ブランコの僕 ゆがむ心臓手の中の蝶 七才の午後羽根を飾ろう 虫のしみとキラキラした 五月の緑こんな蝕んだ 回想から 見つけたよ僕の答えそんな事だけ ずっとただ
なまぬるい夢 静かに騒ぐ記憶青く 青く 君が流れて滲んでいけば いつのまにか微睡みこゝろ、行方不明――――。くしゃみをして気づいた 冬はまだ長引くみたい白い息を
洋服箪笥の奥の照明に照らされている髪のない少女たち僕に差しだす黒い皮の手帳なぜか僕は逃げたくなり怯えてるあなたは私のとても大切な帽子を奪って笑って駆けてゆくそれ
雨音を聞いていた 鍵盤を叩くような気づいたら 記憶まで滲みだした そんな夜呼吸する心臓が ざざ鳴りに 重なればふたりしかいない国 傘の中で たどり着いてた見上げ
みんなキラキラして 嘘に見えて不安だから7月の高すぎる青い空は嫌いなんだ雨の後に濡れた細い道で忘れられた薄い透明なビニール傘僕みたいに風で飛んだずっと繰り返す
花に風が似合うのは 散ってしまうから口笛擦れてくのは 寂しいから日々の泡が浮かんで消える 一部始終を全部見届けましたで、感傷的になっているところ言葉途切れてつま
夢を繰り返す 深い闇に蝶 諦めるように消え去った君の影遠く悪戯に 笑う針の月 抜け出す呪文も思い出せなくなる静けさには 待ち構えた涙壊れかけた 甘い時間に 欠片