Mel

金木犀と海月 – Mel

金木犀と枯れていく夜は
海月のように彷徨って
不透明なこの街で深く沈む

淡い色味で夜を描いてる
眠りにつく街の流れすらも
甘い言葉と視界混ざっては
浮ついている

幻想に溶けていく夢を見る
映らないと知っていても
見紛うように
見失うように

このまま真夜中になるほどに
言葉忘れて失くしてしまうから
このまま真夜中になるほどに
寄る辺なく踊っている
金木犀と枯れていく夜は
海月のように彷徨って
不透明なこの街で深く沈む

不思議な酔いで時間が回る
虚な眼は閉じたままで
無慈悲な恋は老いて枯れる
息もできないまま

幻想に溶けていく夢を見る
映らないと知っていても
見紛うように
見失うように

このまま真夜中になるほどに
言葉忘れて失くしてしまうから
このまま真夜中になるほどに
寄る辺なく踊っている
金木犀と枯れていく夜は
海月のように彷徨って
不透明なこの街で深く沈む

金木犀が枯れていく
花弁もいつか朽ちていく
この恋が終われば今宵の月と
落ちる

このまま真夜中になるほどに
言葉忘れて失くしてしまうから
このまま真夜中になるほどに
寄る辺なく踊っている
金木犀と枯れていく夜は
海月のように彷徨って
不透明なこの街で深く沈む

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