kurayamisaka
あなたが生まれた日に – kurayamisaka
早起きだけは いくつになっても
慣れないな どうしても
眠い目を擦りながら顔を洗い 歯を磨く
そして、しゃんと背を伸ばしても
また、すぐ忘れてしまう
私が生まれたのは早朝のことらしい
それは誰かのありふれた憂鬱な朝
でも、あなたにはどう見えただろう
私が生まれてからいつか尽きるまで
そんな瞬間にどれほど出会えるだろうとか
なんとなく思ってみたんだ
早起きだけは いくつになっても
慣れないな どうしても
眠い目を擦りながら顔を洗い 歯を磨く
そして、しゃんと背を伸ばしても
また、すぐ忘れてしまう
私が生まれたのは早朝のことらしい
それは誰かのありふれた憂鬱な朝
でも、あなたにはどう見えただろう
私が生まれてからいつか尽きるまで
そんな瞬間にどれほど出会えるだろうとか
なんとなく思ってみたんだ
残された胸に隠れて息を潜めている悲しみは行き場なく心は急かされる相応しい言葉も例える術もわからない夏の青さを湛え零れる まなざしは残された日々に いくつもの景色
今年の夏もそろそろ終わるね足元まで 波が満ちている眩しくて切ないね陽が沈んでいく胸が詰まる 帰り道少し焼けた手を離せないでいる夏がたりないね「海岸線の見える町に
ハイウェイ沈みゆく夕陽を見ていた変わらず君と今日を終えていく幸せハイウェイあまりに時間は早すぎて置いてかれたハートがまた疼くのさとばして ハイウェイはやく私をあ
私の身体が朽ちるまで命燃え尽きるまで使い果たして眠る時までは私の身体が見たすべて財布の中身すべて使い果たしたいだけ それだけさ私、あなたの顔も忘れ名前も日々も忘
朝焼けの薄明かりが息を白く染めたなら旅立つ 腕には花束の代わり約束を抱きしめたさようなら 僕ら その手を離したら胸に誓うのさ、いまさようなら 海岸線 優しい声
最後の悪戯で君が僕に笑いかけては夏は過ぎたというのにまだカキ氷食べてる紅く染まる舌の先蒼くなる日々に色褪せた「ここが何処だか忘れて行こう」そう思えたばかり新しい
僕はずっと知っていたんだ君もきっと同じだった夏の午後には 抜け出して 走る誰も気づかないみたいだ僕らは名もなき幽霊日が暮れる前に抜け出して 走る塞いだ瞼透かして
坂道 ふらふら歩いた帰り道人通り 信号機 誰かの笑う声見つけ出せるよ君のこと失って 悲しんで 忘れて 忙しいね傷ついて 傷つけて 生まれて 死んでゆく見つめてい