ifsixwasnine

花 – ifsixwasnine

色褪せた日々の片隅に
ひとひらの彩りの様に在りたい。
名など誰も知らなくても
強く、強く、咲け。

くたびれた靴紐を
幾度も結び直しては
落とした視点を戻す事にも
恐れを感じ始める。

点いては消える。
光の渦に掻き消された
声か?または悲鳴か?
今は分からないけれど

しなやかに、けれど頑なに
風に揺れる花の様に在りたい。
名など意味を無くしても
強く、強く、咲け。

明くる朝に全てが目の前から消えたなら
昔見た映画のモノクロの描写に変わりゆく。

誰も皆、希望を失った。
頼りなく途方も無い距離を
せめて照らす小さな灯
強く、強く、咲け。

人気の新着歌詞

猫になりたい – ifsixwasnine

気紛れに買ったけど花の付かない植物部屋の隅で人知れず枯れた。世話するよりもされる方が案外向いてるのは分かりきっていた。(そう、朝は怠惰。揺れるカーテン、皮肉にも

HELLO – ifsixwasnine

消えない苦悩を振り解けず稀な休日(やすみ)も溢れ落ちてゆく陽光(ひかり)に透けた葉脈みたいに分岐れてく道にも、絶えぬ恩寵を。時折紛れるノイズ遮断も儘ならない雑踏

Sunny rain – ifsixwasnine

濡れた髪から滴る雫声にならずに息を呑む静けさ。未だ気付く素振りさえ見せないけどキミはきっと知らない大人に変わってた。遠く香る雨の音に紛れ込む呼ぶ声が探している 

Colors – ifsixwasnine

さっきまでの雨も嘘の様積乱雲が告げる季節遠くさざめく、調べに併せて賑わう声が急かす。キミの足取りは軽やかに夕間暮れにこだましたやがて闇が裾を延ばせばそれをキャン

Back to top button