HATAKE

漣 – HATAKE

漣連れて行ったあの子を返して
冷たく心打つ波に揺さぶられたのか
隠した暗い過去をまた思い出すなら
その時私は1人で生きてけんだろうな

もう一度あなたと出会えたら
纏う縄をほどいてと言うから
塞いでた耳の奥の奥までも
貴方の泣く声がする

寄せては返す波のような
貴方と私の駆け引き今でも
二人帰れぬ過去の話をする
貴方が漣にのまれて

漣連れて行ったあの子に幸を
貴方はきっと言うだろう必要ないのと
犯した罪を着せるわけではないけど
ただともに罪と共に歩いていけんだろうか

もうやめにしようと君が言って
火に油を注いでた 燃えなかった
遠くへただ遠くへ離れる君を見てた
押し寄せる波にのまれ
あの子と生きたかったんだ

心模様が 荒れてきた

寄せては返す波のような
貴方と私の駆け引き今でも
二人変えれぬ過去の話をする
貴方が漣にのまれて
行った日を思い出して
描くことの出来ぬ今に色を与えてくれたんだ
今更私誰の救いの手も取らない
誰か一人だけでよかった

隠したってそれが愛だって
鍵をかけてた助けを呼んでって
全てはそうあの頃の君の為
真っ直ぐな君の視線が
僕の胸を刺して痛いんだよ
貴方だけでよかった

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