Hainuwell
青い面影 – Hainuwell
二ツの乳房と五ツの爪あと
愛の証しの熱い香りは
部屋の片隅に石コロのように
今は冷たくホコリにまみれ
なのに胸が胸がきしむ
なのに胸が胸がきしむ
二ツの唇が吐き出したもの
炎のゆらめく愛の言葉も
耳の奥底に静かに眠る
赤く重たく錆びついたまま
なのに胸が胸がきしむ
なのに胸が胸がきしむ
壁の割目に塗りつぶされて
何も語らない青い面影
閉じたまぶたにも浮かんではこない
心の鎖の切れたふたり
なのに胸が胸がきしむ
なのに胸が胸がきしむ
二ツの乳房と五ツの爪あと
愛の証しの熱い香りは
部屋の片隅に石コロのように
今は冷たくホコリにまみれ
なのに胸が胸がきしむ
なのに胸が胸がきしむ
二ツの唇が吐き出したもの
炎のゆらめく愛の言葉も
耳の奥底に静かに眠る
赤く重たく錆びついたまま
なのに胸が胸がきしむ
なのに胸が胸がきしむ
壁の割目に塗りつぶされて
何も語らない青い面影
閉じたまぶたにも浮かんではこない
心の鎖の切れたふたり
なのに胸が胸がきしむ
なのに胸が胸がきしむ
誰も知らない春の訪れ貴女がこれで最後 天使は導く何も聞こえない 星が遠のく手のひらで廻るモ/クロの面影ああ 忘れないで 願わない光時の果てまで一人 物語の続きを
ガラスになった町では夢見るように変異した歪なハートの器は星の記憶に耳を塞ぐ目まぐるしい色彩パペットは笑みを浮かべて理解できない気持ちの流れに首を傾げて操る切れな
もう幼い頃に会えたあの子はいない彷徨う夢真っ白なこの画用紙に描いた地球大きな将来ほら日々を重ね知ってしまう変化にもうら耐えることができなかった大人へああ夜 思い
それは隠れての自分探しで恐れるものに手を触れるということなのフェンスの切れ目続く荒野の奥可憐に踊り白い草原が散る何かが騒つく消えてなくなる現象に愛を注ぐ時間は無
小公女と沈黙その笑いにブービートラップを仕込んでおけ錆びた羽を持て余す呼んだら無邪気なリリス焦点が定まらないエデンからの逃亡その先で教わったのは幼く化ける日々ト
きょうもはれたね いっしょにあそぼう どこへいこうかおひさまはほら さんさんとてる はじまるあっというまにすぎちゃうね たのしいじかんそんなきせきをたいせつにし
アルテミスの矢で頬をくすぐる真夜中明日に沈む色素の大陸は春が来ない想像してみて拠り所を心の中のオリジナルをキャットファイト僕のベッドは甘い香りお嬢様たちの純血に
光の 硝子 その決死に揺らぐ灯火右へ 左へ うつろう変わり身よ隙間に 灰と化す そこ一瞬に鋭い音影は 帰りな カラクリはお終いかすかな声 森閑として わずかな綻
サニア あの街の鐘が鳴る時 飛び立とう悲しくないなんて嘘だよ星を撫でては失うリアリズム 僅かでもいい 振りかざす虚ろう切り札いつまで吹かない風を待つのだろう 誰