CIVILIAN

フランケンシュタイナー – CIVILIAN

右足と左足の 長さが違うから
歩く時はいつだって 陰でくすくす笑われる
彼はいつでも毅然として 今日も通りを闊歩してる
ホラ見ろ 今度は左手に縫い目が増えたぞ

辛いことの一つや二つ 誰にでもあるから
大袈裟に傷を増やす 彼を皆が煙たがった
「なんだあいつはこんなことも 我慢できない臆病者」
誰かが言ってる気がして 思わず振り返る

強くならなくちゃ 弱いもの全部取り換えて
誰からも愛される あの太陽のような人へ

証明したいな理想を 誰も笑わない自分を
その為ならば何だって犠牲にしてやる
そうだ 僕はフランケンシュタイナー
どんどん歪になる身体
だからお願いだ 誰か話を聞いて

優しさはいつだって 優しさ以上でも以下でもない
その先の面倒なんか 誰も見てはくれないのさ
彼はいつでも毅然として 今日も通りを闊歩してる
あちこち身体を取り替えて 全身縫い目だらけ

強くなれたかな 何か間違っていないかな
そもそも何を基準にして 強い弱いを測ればいい

証明したいな 理想を 二度と泣かない自分を
どうしたらそうなれるのか 分からないまま
だって 僕はフランケンシュタイナー
どんどん歪になる身体
だけど心は未だに不安なままで

こんなに身体を変えたのに なんで心が治らない
そうか最後に残っていた 頭を取り替えなきゃ
待てよ その後の僕はまだ 今の僕と一緒だろうか
何もかも変えてしまったら それはもう僕なんだろうか
分からない 分からない
目から落ちる雫

証明したいな 理想を 誰も笑わない自分を
本当に誰も笑わない そんなものが理想か

証明したいんだ自分を 自分を愛せる自分を
本当にそうなれるなら 夢を見るよ
そうだ 僕はフランケンシュタイナー
望んで歪にした身体
だからお願いだ 誰か話を聞いて
聞いて
触って

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