CIVILIAN

Y – CIVILIAN

憧れていた女の子を
目の前で無くした夜
顔が引きつったままだった
割と暑い夏の夜だった
それからは見ての通りで
ずっと他人の影に怯えて
ほらよく見ろよ 人はいつだって
平気であんな事をするんだ

選択の余地が無いってのは
実はとても幸せな事かも
アダム以外に人が居ないから
イヴは疑いようもなかった
きっともっと素敵な人が居て
もっと素晴らしい人生の筈で
でも見付からないから仕方が無い
じゃあ見つかった時はどうすんの

臆病過ぎて 触れなかった
光に立ち眩み 座り込んで
いつか いつかって震えながら
その日はまだ訪れぬ

自分の名前が嫌いだって
あなたがそんな事言うから
僕は一度も呼びやしなかった
ねえどんな気分でしたか
あなたに拒絶されるのがただ怖くて
犬のように必死で纏わる
それを優しさだと思ってた
何処で何を間違えたの

昨日噂で聞いたよ
いつも楽しそうな顔していた
皆から愛されるあの人の
腕が傷だらけだったと
あぁもう見えるものしか信じないよ
それ以外など無いも同じだ
そうすりゃきっと世界は美しい
なのに何でそんな事言うのさ

優しい言葉 細く長い手
やっと忘れたと思ったのに
息も絶え絶え 走り続けて
それでも逃げられないの

誰のことも信じられないと
あなたがそんな事言うから
僕は一度も責めやしなかった
ねえ気分は楽でしたか
自分の弱さをいつの間にすり替えて

鍵をかけては閉じ籠もって
それで何か守った気がしてた
どこで道を誤ったの

馬鹿げた人間関係
自意識過剰 代償行為
本当の望みは何処
「あの日に戻れたら」なんて
もう戻りたくもない 戻る気など無い
もう二度とあんな日は

何もかもが 遠く思えて
側にあったものまで見過ごしてた
無くす事が怖かっただけ
違うだろ
傷付けられるのが怖かったの

私には何も無いからって
あなたがそんな事言うから
ついに一度も満たされなかった
僕は存在してましたか
今更何を言ったって遅いから
もう思い出すのも止めにするよ
ああ絞め殺したいほど憎くて
きっと好きだった
さよなら

人気の新着歌詞

それは或る夜の出来事 – CIVILIAN

この夜が 明ける前にやり直さなきゃ 許せなかった全ての過去を生きているただそれだけの事を続けてく為に俺達は今日も息を 一瞬も止められないで町の灯が 今ぽつぽつと

ヒビ – CIVILIAN

眠気にやられた眼で 窓の外ばかり見ていた不安や嫉妬や恐怖を 見るのはもううんざりでどうせなら綺麗なものを なるべく綺麗なものが見たいそう思って眺めてたら 外で子

暁 – CIVILIAN

世界は誰のものですかこの命は誰の為ですか冷たい刃を腕に当てたまま赤子のように泣いて終わる最低な自分を感じて少しだけ安心した大丈夫 また踏み出せるさ命に意味など無

Destrudo – CIVILIAN

ねぇ 今すぐ逃げようでないと殺されてしまうよ吐き気がするほど優しい世界に明滅繰り返す画面は今日も笑顔で金の無い男の首に縄をかけてるなぁ 産まれた時には誰もが神様

君から電話が来たよ – CIVILIAN

馬鹿ばっかりさ どいつもこいつも阿呆面しやがって明日もきっと良い事があるって 根拠も無く信じちゃって期待するのももうやめた 裏切られると悲しいから救われるかもし

文学少年の憂鬱 – CIVILIAN

いっその事 どこか遠くへ一人で行ってしまおうかな学校も 友達も バイトも何もかも 全て投げ出して京王線 始発駅 人の群れ財布を落とした 女の子が泣いてるすぐに電

アノニマス – CIVILIAN

平凡な毎日ですら 今の僕にはとても困難です椅子から立ち上がる気力さえ無い 某然と宙を彷徨って「作り笑いが嫌だ」 なんて とんだ贅沢言ったもんだなぁ作り笑いすら出

梗塞 – CIVILIAN

戦争と平和 暴力と愛情此処には落ちていない 無菌室の中四角い部屋の隅 うずくまったままで神が落ちるのを 頭で感じてる人の想像が 道路を埋め尽くす鳥獣戯画の世界 

回転 – CIVILIAN

なぁもう気が付いたろ愛だと思ってたものは自意識が無精卵と勝手に繋がってただけで誰もが容易い事さえ一々躊躇う出来損ないです通過駅 肉の壁仄暗い妄想だけが取り柄霧の

黒煙 – CIVILIAN

ああそうってあの子は言ったテレビに向かって点滅する極彩色に向かってそもそも気に入らないよ黄色い髪の男も甲高い女も要するに全部疑って生きるくらいなら孤独を飲み込ん

神経町A10街 – CIVILIAN

なんていかれた場所だ世界は生まれ落ちて目が開いた途端如何にして盲目になるかだけ徹底的に叩き込まれてそして出来上がったのはホラ見てとても人とは思えない笑顔で「殉教

彗星 – CIVILIAN

誰の命も無駄ではなく 全て意味があると君は言うあなたが死んだらほらきっと 誰かが悲しむと君は言うテーブル越しに向かい合って 冷めたコーヒーを飲んだ後私はあなたに

ドッペルゲンガー – CIVILIAN

さようなら さようなら 此処にはもう戻らない理性があるうちに 私は自分を奪い返さなくちゃ爛れた腹の中で 誰かを呪う度「お前も同じだ」と 頭が破裂する脈動を続ける

初めまして – CIVILIAN

僕が知っていた世界は 世界にとっちゃ取るに足らなくて70億通りの朝が 今日も素知らぬ顔で始まったどうにかして守らなきゃ 許される範囲の居場所を世の中は巨大なはず

ランララ – CIVILIAN

あらいやだ ねえそこの誰かさん ちょっと聞いておくんな今朝方三軒先のお花屋でね 全員首吊って死んだってんだああ で? それが何 俺にゃ関係ないし興味も無いだから

先生 – CIVILIAN

繋がって 間違って 手違いで どういうわけだかこの世に生まれた私は 血眼になって探しています正しくて 尊くて 美しい 誰もが見放さない私の価値を存在の意味を 血

メシア – CIVILIAN

多分あなたが居なくたって 世界が止まることは無いし恐らく僕が居なくたって あの子は今日も笑っている僕等は産まれてからずっと 人から忘れられない為に笑って笑って笑

Seeds – CIVILIAN

「ああ 感情なんてもう消えてしまえ このままこんなに痛いなら」そう祈ったところですぐにまた見つかって雨は未だ降り止まずにどんな手段で 投げて捨ててもずっと後ろを

invisible – CIVILIAN

美しく生きようとして 太陽に憧れて笑った顔が醜くて 鏡見る度吐き出して鮮やかな季節が過ぎて 痛みだけが残っていて散った花弁拾うだけの それだけの為に生きていて誰

ディストーテッド・アガペー – CIVILIAN

もしもまた生まれ変われたならば次はどんな人に生まれたらいいかな明るいだとか友達が多いだとかもう何だっていいよな 今の自分じゃないなら自殺志願者も人殺しも偽善者も

Back to top button