Bocchi

瞼 – Bocchi

いつかの僕は俯いた
貴方の雫を飲み込んで
苦しさを二人で
半分こしようと思ってたんだ
言葉の裏に沈んでた
尖った瞼に触れたくて
傷口を泳いで、泳いで、
溺れて抉っていたんだ

僕は貴方がずっと
瞼の裏で溺れてしまわぬようにと
届けと何度も願った
背伸びした影は貴方を思い出す度
日が沈む様に吸い込まれてしまうな

あの日の空は快晴で
貴方の笑顔が眩しくて
溶けかかった氷菓を
「半分こしよ」って笑ってたんだ
何かが薄れた声には
その日の僕は気付けなくて
笑ってた貴方に
いつもの僕を重ねたんだ

輪の中には貴方が居て
僕はあの日の声の正体を見つけたんだ
「神様でも勘違いするんだね」って
貴方の声はもう変わってた

そんな貴方と帰り道
急いでしまった僕の言葉は彼らと
同じ類だった
気付いていたならきっと
迷えていたならもっと
笑ってられたかなずっと
あぁもう今更分かっても

いつか瞳の自分と目が会えた日には
貴方ごと僕もぼやけて映るまで
傷口は塞いで乾いた瘡蓋濡らして
笑って尖った瞼をずっと見たかった

僕は貴方がずっと
瞼の裏で溺れてしまわぬようにと
戻れと何度も願った
背伸びした影は貴方を思い出す度
日が沈む様に吸い込まれてしまうな

いつかの僕は俯いた
貴方の雫を飲み込んで
苦しさを二人で
半分こしようと思ってたんだ
言葉の裏に沈んでた
尖った瞼に触れたくて
傷口を泳いで、泳いで、
溺れて抉っていたんだ

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