藤純子

おんなの命 – 藤純子

この命、生みの親より、義理あるあなたの
お役に立ちとう御座居ます

ほれちゃならぬと 知りながら
咲いた女の 恋の花
男まさりと 呼ばれたかげで
泣いた日もある 泣いた日もある
夜もある

いちどでいいから
あなたの胸で 泣きたかった

女だてらと 笑われて
生きる心は わかるまい
こんなわたしの 命でよけりゃ
あなたのために あなたのために
捨てましょう

よござんすね 女の意地をとおします

夢もおんなの 幸福も
義理と運命に 負けました
すがりつきたい 未練に泣いて
女侠一代 女侠一代
ひとり旅

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緋牡丹博徒 – 藤純子

娘盛(ざか)りを 渡世にかけて張った体に 緋牡丹燃える女の 女の 女の意気地(いきじ)旅の夜空に 恋も散る鉄火意気地も しょせんは女濡れた黒髪 緋牡丹ゆれる女の

女一匹のブルース – 藤純子

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