藤あや子

夕凪 – 藤あや子

薄紅色の さくら貝
せつなく哀しい 色ですね
波とたわむれ あなたが走る
遠い幻(まぼろし)を 夕陽が照らし出す
日暮れの渚 一羽のカモメ 夕凪の海
頬にかかる涙が今も
あなただけを さがしてる

忘れるなんて できないわ
物語(ドラマ)じゃないのよ 人生は
別れ間際の 優しい言葉
熱い想い出 突然振り返る
季節が流れ 流れてひとり 夕凪の海
頬にかかる涙が今も
あなただけを 呼んでいる

いけない人ね 夢までも
こんなに泣かせて 困らせる
何ができるの 信じるほかに
恋はいつだって 涙とひきかえね
恋しい人の 名を書く浜辺 夕凪の海
頬にかかる涙が今も
あなただけを 待っている
頬にかかる涙が今も
あなただけを 待っている…

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哀愁の町・小樽 – 藤あや子

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まごころの花 – 藤あや子

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いくつもの星が流れ – 藤あや子

幸せなのは生まれてこれたことこの世でたったひとつの心を握りしめてつらい想いも数え切れないけどいつしか優しい夢に時間が変えてくれた光と影とが 織りなす人生そっと見

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薔薇ホテル – 藤あや子

今日もひとり あなたを待つ海が見える薔薇ホテルで途切れた恋を結ぶように面影を追う来ない人とわかってても胸に残る悲しい癖誰かがドアを開けるたび振り向いている逢いた

風に揺れる花 – 藤あや子

旅に急ぐ あなたの背中窓から見つめてたいつも私 悪い予感は当たってしまうからAh… 引き止めたいAh… せつなくてすぐに帰るよと言ったくちびるは嘘つき幸せなほど

WOMAN – 藤あや子

つわものどもが 夢のあとだね静かな波が 打ち寄せてる月の光を 瞼に受けてとてもきれいな 気持ちになるあの日あなたと 躍ったドレス冬の海へと 流しに来た通り魔みた

この空を飛べたら – 藤あや子

空を飛ぼうなんて 悲しい話をいつまで考えているのさあの人が突然 戻ったらなんていつまでも考えているのさ暗い土の上に 叩きつけられてもこりもせずに 空を見ている凍

恋人よ – 藤あや子

枯葉散る夕暮れは来る日の寒さをものがたり雨に壊れたベンチには愛をささやく歌もない恋人よ そばにいてこごえる私の そばにいてよそしてひとこと この別れ話が冗談だよ

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