藤あや子

  • 雪の花 – 藤あや子

    凍(しば)れる躰(からだ)に 絹をまとって紅をひとさし 駆け出す夜道今さら引けない あぁ 戻れないみちのく 舞い散る 雪の花淋しさ紛らす 恋ですかそれでもいいの 抱いてほしいのよねぇ… あなた 乱れた黒髪 指に絡(から)ませ熱い口づけ こぼれる涙今さら迷わぬ あぁ 悔やまない冬空 ため息 雪の花誰にも言えない 恋ですかそれでもいいの 燃えて夜(よる)を越すねぇ… あなた 今さら引けない あぁ 戻れ…

  • Far away – 藤あや子

    こんなに遠く離れていても夜毎心は空を駆けてゆく君だけいれば君さえいれば生きる事さえ辛くないから 君が病んだ時は僕は息を止めて熱い想いをこめ祈り捧げたい Too far away愛への道は far awayだけどかすかに光見えればそれでいいToo far away君への道は far awayだから言葉をひとつくれればそれでいい 見えない糸で結ばれているそんな約束僕はほしいよつきなみだけどこの世に一人…

  • 心の音色 – 藤あや子

    あなたのぬくもり 私の肌を薄い膜(ベール)が 包んでくれる生きてゆくこと あきらめないと 教えてくれたふたりで奏でた 心の音色いつも聞いてる この街でずっと聞かせて この地球で 溢れる夢が私の指で水に溶け出す 絵の具のように笑ってみること うつむかないと 伝えてくれたふたりで奏でた 心の音色いつも聞きたい その声でもっと聞かせて その声で あなたの言葉 私の脳に熱い泪に 変わってゆく時愛しているこ…

  • 喝采 – 藤あや子

    いつものように 幕が開き恋の歌 うたう私に届いた報(しら)せは 黒いふちどりがありましたあれは三年前 止めるあなた駅に残し動き始めた汽車に ひとり飛びのったひなびた町の昼下がり教会の前にたたずみ喪服(もふく)の私は祈る言葉さえ失くしてた つたがからまる 白い壁細いかげ長く落としてひとりの私は こぼす涙さえ忘れてた暗い待合室 話すひともないわたしの耳に私のうたが 通りすぎてゆくいつものように 幕が開…

  • 静かな夢 – 藤あや子

    いつの頃からか 夢が変わってた神話を信じはじめてから神さまが 住んでいるという 森を訪ねた山の木霊の話を聞いてみる一番大切なもの それは なぁに?君により添い 静かに 静かに見る夢 …それが夢 ひとつ ため息で 夢が叶ってたあなたを信じはじめてから神さまと 語り合うという 森の妖精山の小鳥の 歌声聞きながら一番幸せなこと それは なぁに?君により添い 静かに 静かに見る夢 …それが夢 忘れかけてい…

  • 忍ぶ草 – 藤あや子

    逢えぬ日数(ひかず)の 長さに泣いて花の散る里 夜が更けるやせてゆくのも 涙のわけもつらい恋ゆえ あなたゆえ耐えて…耐えて 待たされて女 哀しい 忍ぶ草 すがる背中の 愛しさ憎さ帰したくない もう少し燃える想いも このときめきもみんな教えた 悪い人耐えて…耐えて 乱されて女 哀しい 忍ぶ草 掬い上げても こわれて消える浮かぶ水面(みなも)の 涙月命賭けても 尽くしてみてもあなた移ろう 秋の空耐えて…

  • さよならエレジー – 藤あや子

    僕はいま 無口な空に吐き出した孤独という名の雲その雲が雨を降らせて虹が出る どうせ掴めないのに はじめてのキスを繰り返して欲しくて 愛が僕に噛みついて 離さないと言うけれどさみしさのカタチは変わらないみたいだ舞い上がって行(ゆ)け いつか夜の向こう側うんざりするほど光れ君の歌 やさしさが濁った日々の憂鬱は満員電車みたいだ 冷めたぬくもりをむやみに放り投げた 僕が愛を信じても きっといなくなるんだろ…

  • 輪廻の鎖 – 藤あや子

    命を守るため他の命を食べなくては生きてゆけないそんな世の輪廻の鎖を解いてゆく寄るべない 旅人よ浮きつ 沈みつつ流れゆく 自分を守るため愛する人を捨てなくては生きてゆけないそんな世の輪廻の鎖が重すぎる叫び続ける人よ浮きつ 沈みつつ流れゆく あなたと生きるため見えるものさえ見えないふり身についていたそんな世の輪廻の鎖に涙する悟りを求める人浮きつ 沈みつつ流れゆく 人気の新着歌詞 哀愁の町・小樽 …

  • 螢川 – 藤あや子

    声も立てずに 身のみを焦がす逢瀬はかない 恋ですね恋螢 飛んで来いせめて夏だけ この胸に夜明け待たずに 帰る人瀬音せつない 螢川 ほんの少しで いいのよあなた愛を下さい 私にも恋螢 すぐに来い頬のしずくを 拭きに来て光り輝く 面影を水面(みず)に映した 螢川 月も雲間に 隠れた夜は明かり恋しい 夢恋し恋螢 何処(どこ)行った今日はいずこの 花の上逢えぬ恨みの 女石投げりゃ波立つ 螢川 人気の新着歌…

  • 夕凪 – 藤あや子

    薄紅色の さくら貝せつなく哀しい 色ですね波とたわむれ あなたが走る遠い幻(まぼろし)を 夕陽が照らし出す日暮れの渚 一羽のカモメ 夕凪の海頬にかかる涙が今もあなただけを さがしてる 忘れるなんて できないわ物語(ドラマ)じゃないのよ 人生は別れ間際の 優しい言葉熱い想い出 突然振り返る季節が流れ 流れてひとり 夕凪の海頬にかかる涙が今もあなただけを 呼んでいる いけない人ね 夢までもこんなに泣か…

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