母の背中で 聞いてた唄は
夢を育てた 子守唄
酒場小路の とまり木伝い
人の情けが しみる歳
明日をつぎ足す 母恋酒よ
人の振りみて 我が振り直せ
今も聞こえる 母の声
生きていたなら人並みだけど
親子揃いの 旅の宿
月も淋しい 母恋酒よ
口じゃ強がり 言ってた親父
苦労わびてる 目に涙
肩を合わせて屋台のすみで
昔ばなしを 添えて飲む
酔えば切ない 母恋酒よ
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雪が淋しく 運河に溶(と)けてともるガス燈 あなたはいないいくら呼んでも 還らぬあなた未練でしょうか 涙をつれてふたりの愛の 小樽の町へひとり来ました 思い出を
あなた体を 大事にしてねいつも元気で ふたりでいたい蔭(かげ)であなたを 支えて生きる愛はひとすじ 変わりはしないこれが私の あなたに捧(ささ)げるたった一つの
誰かが生きようと 言っても駄目ですあなたと別れたら 私には明日(あす)はない生きる命は いらないの恋に落ちたもさだめ泣いたのもさだめ これでいゝのよでも、いまも
捨てて逃れた 故郷でも離れてみれば 恋しいものよ生きる のぞみを 分けあったあなた今では 遠い 遠い人人を待つのは 辛いもの待たれているのは 尚、辛い待ちも 待
哀しい日は哀しくなれそう自分に言い聴かせるたった一つだけの心もがいたって広がらない茜色の空はいつか時間(とき)の中に沈んでいたこんな夜は好きな人と逢うことさえ重
あなたがいないと 生きて行けない強いようでも 弱いの私ひとりにしないで お願いだからそばで死ぬまで 盡していたいこれが女のまごころなのよあなただけの胸に咲いた
テレビのスイッチを静かに消したあとあなたの部屋のダイヤル指先がまわしてるあなたも起きてたのさらりと聞きながら優しさだけ捜してる眠らない街で月が雲に隠れるたび闇が
忘れかけた頃にまた電話かけてきて幸せでいるかと無邪気に尋くあなた心配そうな声この胸にこぼれるの想い出のかけらを愛撫するみたいに悲しい女に誰がしたのもう二度と戻れ
流れる時の儚さにくちびる噛みしめてあなたに逢える奇跡だけ待ちわびています星降る窓辺で涙をつづれ織るの面影が揺らいで闇にまぎれてもあなたへの想いだけが夜を越えてゆ
酔いしれて帰るひとりの部屋浮かぶのは ふるさとのあなた指先もふれず別れを告げた陽炎(かげろう)のような恋なのに古びた駅のホームに立ってずっと手を振る 少年のあな
幸せなのは生まれてこれたことこの世でたったひとつの心を握りしめてつらい想いも数え切れないけどいつしか優しい夢に時間が変えてくれた光と影とが 織りなす人生そっと見
指先がもつれたの昔話が途切れたらくちびるがゆれてゆくここから先はあなたが決めてちょっとお酒に酔ったせいかしらそういうの どういうの胸が痛い関係 Ah…なりゆきに
今日もひとり あなたを待つ海が見える薔薇ホテルで途切れた恋を結ぶように面影を追う来ない人とわかってても胸に残る悲しい癖誰かがドアを開けるたび振り向いている逢いた
旅に急ぐ あなたの背中窓から見つめてたいつも私 悪い予感は当たってしまうからAh… 引き止めたいAh… せつなくてすぐに帰るよと言ったくちびるは嘘つき幸せなほど
つわものどもが 夢のあとだね静かな波が 打ち寄せてる月の光を 瞼に受けてとてもきれいな 気持ちになるあの日あなたと 躍ったドレス冬の海へと 流しに来た通り魔みた
空を飛ぼうなんて 悲しい話をいつまで考えているのさあの人が突然 戻ったらなんていつまでも考えているのさ暗い土の上に 叩きつけられてもこりもせずに 空を見ている凍
枯葉散る夕暮れは来る日の寒さをものがたり雨に壊れたベンチには愛をささやく歌もない恋人よ そばにいてこごえる私の そばにいてよそしてひとこと この別れ話が冗談だよ
Love is over 悲しいけれど終りにしよう きりがないからLove is over わけなどないよただひとつだけ あなたのためLove is over
ダンスはうまく踊れないあまり夢中に なれなくてネコは 足もとで踊り私 それを ながめている夏の夜は すでに暗く蒼く窓にみえる 星の光近く誰も来ないし 誰も知らな
忘れられない歌を 突然 聞く誰も 知る人のない 遠い町の角でやっと 恨みも嘘も うすれた頃忘れられない歌が もう一度はやる愛してる 愛してる 今は誰のため愛して