窪んだヘソにダイヤ埋め
笑われまいと耳開く
窪んだヘソにダイヤ埋め
寝そべる心よ静かに踊る
倒れまいとつかんだその先に
見るも美しき太陽の陰
踏み掴んだ砂の道を
つとつとと頼りなく流れるその身体よ
頬に痛い太陽の厳しさに
乾く喉を包む水の清さよ
眼を閉じるまいと潤ます膜に
暖かき風よここで遊ばん
窪んだヘソにダイヤ埋め
笑われまいと耳開く
窪んだヘソにダイヤ埋め
寝そべる心よ静かに踊る
風化した過去の骨拾い
紅と混ぜて口もとつぐむ
身体よ舞えとしなる肌に
絹を着せ光渡す夢衣よ
香り震わす記憶と笑みに
濡れた髪が描くグレーの美しさ
艶めく睫毛に何を乗せ
か弱き足よ喜び探す
窪んだヘソにダイヤ埋め
笑われまいと耳開く
窪んだヘソにダイヤ埋め
寝そべる心よ静かに踊る
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