草野華余子

夏と肉じゃが – 草野華余子

じゃがいも買うのを忘れて 隣町スーパー引き返して
通りの薬局は水曜ポイント5倍デーだってことを思い出した
美味しそうな珈琲屋さん 入ってみようって 小走りに駆け出す君
追い掛けた うだるような、あの夏

みりん 醤油
“甘すぎるのは駄目なのよ”
砂糖 和出汁
“水は様子を見ながらね”

深夜バイトの帰り道 よくお土産に買ってたケーキは
2回目の夏を過ぎた頃から 少しサボり気味になってしまっていた
何処で掛け違えたのボタン 知らない間に遠のいてた距離感
いつまでも 変わらない そう思ってた

人参 玉ねぎ
“お肉は一口大に”
じゃがいも いんげん
“そうね、白滝はお好みで”

よく分からない強がりで いつしか本音言えなくなってた
美味しいもありがとうもごめんねも おざなりのまま月日巡っていった
3年目の夏を前に 君は荷物まとめて出て行った
ひとり 時が止まった僕を置いて もうすぐ秋が来る

歩き煙草のついでじゃなくて スマホ片手 相槌じゃなくて
ちゃんと君を、ちゃんと君を、なんてもう今更
テレビ観ながらなんかじゃなくて どうしてもっともっと あの時
知らなかった 台所で背を向け 泣いていたこと

じっくり コトコト
“弱火で10分弱よ”
やっと完成
でもね 何かが足りないよ

じゃがいも買うのを忘れて 隣町スーパー引き返して
通りの薬局は水曜ポイント5倍デーだってことを思い出した
美味しかった珈琲屋さん もうすぐ閉店してしまうみたいだな
思い出す 戻らない、あの夏

じゃがいもの芽は ピーラーのちっさい円でくり抜くってことも
誰かを愛しく思うこの気持ちも 君に出逢うまで知らなかったな
シンクに立てかけた器は 今はひとつ ぽつりと寂しそうに
空っぽの明日を ただ待っている

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