研ナオコ

風をくらって – 研ナオコ

ヒュルルール ルルル ルルルル―
風をくらってあいつが 逃げちまってから
ヒュルルール ルルル ルルルル―
ツキに見はなされて めが出ない

いつになく曇った空は
沈んでったあたしの心の色
はじめからわかってたのよ
この次に泣くのはあたしだってさ
でも風むきが変ったら
涙雨もふらなくなるように
あたしの疲れきった心に
陽が差すこともあるだろうって

ヒュルルール ルルル ルルルル―
風をくらってあいつが 逃げちまってから
ヒュルルール ルルル ルルルル―
ツキに見はなされて めが出ない

酒を飲んであまえるひとも
喧嘩なんかする人もなくしたわ
すこしずつわかってたのよ
この次の別れは本気だってさ
でも風向きが変ったら
白い雪がサラサラふるように
あたしのすさみきった心を
かくせることもあるだろうって

ヒュルルール ルルル ルルルル―
風をくらってあいつが 逃げちまってから
ヒュルルール ルルル ルルルル―
ツキに見はなされて めが出ない

ヒュルルール ルルル ルルルル―
風をくらってあいつが 逃げちまってから
ヒュルルール ルルル ルルルル―
ツキに見はなされて めが出ない

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