恋人があの日くれた 小説を読み返せば
難しい文字にルビを振ってるの いじらしい恋
真面目に恋をして 真面目に涙した
暖かい過去 羨ましくて ああ今夜も眠れない
どうかお願い 振り向かないで 泣きそうな私の心よ
夜毎一人 歴史を編んで 痛む指の隙間を
擦り抜ける銀の針 振り向いたそのすきに
カフェ・テラス行き交う人 急ぐ街角 夕暮れ
夜更かしを今日はしようか 小さな御褒美のつもり
幸せ掴むため 頑張っているから
時に休んで 溜息ひとつ きしむ身体抱きしめて
もう大丈夫 うまくやれるわ 時間の法則を味方に
紡ぐ糸に思い出混ぜて そして願いも込めて
滑り出す銀の針 涙で霞んでいる
もう大丈夫 うまくやれるわ 時間の法則を味方に
紡ぐ糸に思い出混ぜて そして願いも込めて
滑り出す銀の針 涙で霞んでいる
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帰らざる日々 – 研ナオコ 最後の電話を握りしめて何も話せずただじっと貴方の声を聞けば何もいらないいのちを飲みほして目を閉じるBye Bye Bye 私の貴方Bye Bye Bye 私の心
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『いちご白書』をもう一度 – 研ナオコ いつか君といった 映画がまた来る授業を抜け出して 二人で出かけた哀しい場面では 涙ぐんでた素直な横顔が 今も恋しい雨に破れかけた 街角のポスターに過ぎ去った昔が
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帰愁 – 研ナオコ 許してほしかったふざけすぎた私ひさしぶりのそのまなざしさよならがこわくて私の名前を呼び捨てにできない遠くなったあなたがいた ゆうべは目の前にあの日からの悲しみを
強がりはよせよ – 研ナオコ 強がりはよせよと笑ってよ移り気な性質よと答えたらそれならば唇かみしめてなぜ目をそらすかと問いつめていつからこんなふうになったのか子供のようには戻れない強がりはよ
みにくいあひるの子 – 研ナオコ 冗談だよ 本気で言うはず ないじゃないか鏡を見ろよと 言われるのがおち鏡の中では つくり笑いがゆがむにじんだ涙で つけまつげがはずれるたまには いいとこみせても
なつかしい朝 – 研ナオコ なんにも言わない海よおまえはいつも見ていた人の世界の争いごとを流した涙のことを遠い遠い昔からおまえはみんな見ていた今も静かなそのまなざしを私たちにむけている忘れ
街の灯り – 研ナオコ そばに誰かいないと沈みそうなこの胸まるで潮が ひいたあとの暗い海のようにふれる肩の ぬくもり感じながら 話をもっともっと 出来るならば今はそれでいいさ息でくもる
花火 – 研ナオコ 誰もいない砂浜 あなたの面影と戯れ淋しい気持ちになるなぜか懐かしい思い確か7月7日 七夕の夜だったと思う二人で火をつけ合う一本ずつの花火“綺麗だね”と微笑むあな
綺麗になりたい – 研ナオコ 綺麗になりたい 私の為になりたい綺麗になりたい もっと綺麗になりたいあなたのいない はじめての夜電話を待つ この部屋つけたままのTVは 9時のニュースをつたえて