研ナオコ

  • こんな風に過ぎて行くのなら – 研ナオコ

    こんな風に過ぎて行くのならいつか また何処かで 誰かに出逢うだろうあんたは 去ってしまうしあの娘も あっさり結婚今夜ほど 寂しい夜はないそうさ 今夜は 世界中が雨だろう こんな風に過ぎて行くのならいつか また何処かで 何かに出逢うだろう子供たちが 駈けて行く道を何気なく 振り返れば長い長い わたしの影法師そうさ 今夜も やるせない夜の幕が開く こんな風に過ぎて行くのならいつか また何処かで 誰かに…

  • ヘッドライト・テールライト – 研ナオコ

    語り継ぐ人もなく吹きすさぶ風の中へ紛れ散らばる星の名は忘れられても ヘッドライト・テールライト 旅はまだ終わらないヘッドライト・テールライト 旅はまだ終わらない 足跡は 降る雨と降る時の中へ消えて称える歌は英雄のために過ぎても ヘッドライト・テールライト 旅はまだ終わらないヘッドライト・テールライト 旅はまだ終わらない 行く先を照らすのはまだ咲かぬ見果てぬ夢遥か後ろを照らすのはあどけない夢 ヘッド…

  • りばいばる – 研ナオコ

    忘れられない歌を 突然聞く誰も知る人のない 遠い町の角でやっと恨みも嘘も うすれた頃忘れられない歌が もう一度はやる 愛してる愛してる 今は誰のため愛してる愛してる 君よ歌うやっと忘れた歌が もう一度はやる なにもことばに残る 誓いはなくなにも形に残る 思い出もない酒に氷を入れて 飲むのが好きそれが誰の真似かも とうに忘れた頃 愛してる愛してる 今は誰のため愛してる愛してる 君よ歌うやっと忘れた歌…

  • ひとり上手 – 研ナオコ

    私の帰る家はあなたの声のする 街角冬の雨に 打たれてあなたの足音を さがすのよ あなたの 帰る家は私を忘れたい 街角肩を抱いているのは私と似ていない 長い髪 心が街角で 泣いているひとりは キライだと すねる ひとり上手と 呼ばないで心だけ 連れて ゆかないで私を置いて ゆかないでひとりが好きな わけじゃないのよ 雨のように すなおにあの人と私は 流れて雨のように愛してサヨナラの海へ 流れついた …

  • 愛をもう一度 – 研ナオコ

    いつでも風は吹いてる悲しみのあいだすりぬけてくちさきだけの愛なんてやつを笑いとばして だからききたいことはたったひとつさもう一度きみは愛せるか変わり果てたこの地球をきみの目の前にいるひとりの人をもう一度 自由にはずむ心としなやかな手足があれば生きてゆけるさ言葉はいらない空の下では だからけもののように魚のようにもう一度生まれ変わるんだくずれ落ちた世界のあときみのかけがえのない大事な人ともう一度 だ…

  • Lonely Way – 研ナオコ

    トンネルぬけだして 朝焼けのビーチ遠くにまたたくは 捨てた街影 低く飛ぶ カモメさえ私の涙の ジェラシー熱い想い出が 今でも心を揺らす 二人で見るんだと あなたが言った二度目の約束は 一人見る夢 泣きなよ Lady 激しくもっと波が お前のなぐさめサングラスに 恋の傷(あと)Last drive by seaside 手のひらの すみにある誰にも消せない メモリー海も泣くのよ波間に 涙が光る 引き…

  • 風をくらって – 研ナオコ

    ヒュルルール ルルル ルルルル―風をくらってあいつが 逃げちまってからヒュルルール ルルル ルルルル―ツキに見はなされて めが出ない いつになく曇った空は沈んでったあたしの心の色はじめからわかってたのよこの次に泣くのはあたしだってさでも風むきが変ったら涙雨もふらなくなるようにあたしの疲れきった心に陽が差すこともあるだろうって ヒュルルール ルルル ルルルル―風をくらってあいつが 逃げちまってからヒ…

  • 女心のタンゴ – 研ナオコ

    窓をあければ あなたが見える帰る背中が 小さく見える未練ごころに 小雨が降ってこんなに 私を泣かせるあゝ今さら 何をしてほしいというのすべてが終り これでいいはずよ雨 雨 もっとあの背中に降ってそして泣かせて 古い日記の ページの中でうらみ書いたり すがってみたり恋に賭けてた 女の姿これきりどこかへ 捨てましょうあゝ今さら 何をしてほしいというの想い出なんか 邪魔になるだけよ雨 雨 もっとこの窓辺…

  • 名画座 – 研ナオコ

    男はいつもフランス映画の気障で淋しげな主役気取りさやさしさとずるさあやつって 逃げてくわ AiYaYa起きぬけにサヨナラのラブレターからっぽのボトルにポツンと差しあの人は憎い散りぎわを演じたつもり 泣かないで もう愛さないで下手な言い訳だけ残して幸福な朝に出て行った セピア色の恋 ああ クライ…クライ…クライ…クライ…別離の場面をください道化者なら ろくでなしならもいちど せめてああ クライ…クラ…

  • 第三の女 – 研ナオコ

    今夜は宵から夜霧が深くてたばこの煙も低くたれこめている待つだけ待ったら帰ればいいのにそれさえ出来ずに一人たたずむ私恋人だけれど 三番目あなたにとって 軽い相手ね今ごろあなたは誰かを抱きしめ私のことなど夢の中にさえもないのね 可愛い女と最初にくどかれ私の人生それできまったみたい小さなお部屋であなたを待ち待ちあれこれ悩んで やがてどうにかなるわ恋人だけれど 三番目あなたにとって軽い相手ね陽気な顔して笑…

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