いつでも風は吹いてる
悲しみのあいだすりぬけて
くちさきだけの愛なんてやつを
笑いとばして
だから
ききたいことはたったひとつさ
もう一度きみは愛せるか
変わり果てたこの地球を
きみの目の前にいるひとりの人を
もう一度
自由にはずむ心と
しなやかな手足があれば
生きてゆけるさ言葉はいらない
空の下では
だから
けもののように魚のように
もう一度生まれ変わるんだ
くずれ落ちた世界のあと
きみのかけがえのない大事な人と
もう一度
だから
ききたいことはたったひとつさ
もう一度きみは愛せるか
変わり果てたこの地球を
きみの目の前にいるひとりの人を
もう一度
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ダンスは うまく 踊れないあまり 夢中に なれなくてネコは 足もとで踊り私 それを ながめている夏の夜は すでに暗く蒼く窓にみえる 星の光近く誰も来ないし 誰も
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ジェラシー愛の言葉は愛の裏側ジェラシー窓辺にたたずんでる君を見てると永い年月に触れたような気がする夕焼けの空のどこかで忘れた愛が忍び込む流れるのは 涙ではなく汗
浴衣(ゆかた)のきみは 尾花(すすき)の簪(かんざし)熱燗徳利(あつかんとっくり)の首 つまんでもういっぱいいかがなんてみょうに色っぽいねぼくはぼくで 跌坐(あ
この 確かな時間だけが今の二人に 与えられた唯一の 証なのです触れ合うことの 喜びをあなたのぬくもりに 感じてそうして 生きているのですくもりガラスを伝わる雨の
いつか君といった 映画がまた来る授業を抜け出して 二人で出かけた哀しい場面では 涙ぐんでた素直な横顔が 今も恋しい雨に破れかけた 街角のポスターに過ぎ去った昔が
恋人があの日くれた 小説を読み返せば難しい文字にルビを振ってるの いじらしい恋真面目に恋をして 真面目に涙した暖かい過去 羨ましくて ああ今夜も眠れないどうかお
今日からの私が 生きるもほろぶもただあなたの言葉に賭けていた二人といえば生きるし一人といえばほろぶしそんな決心をとうにつけていたあなたなしではこれから先は闇と同
化粧する君の その背中がとても小さく見えて しかたないから僕はまだ君を 愛しているんだろうそんなことふと思いながら窓の外は雨 雨が降ってる物語の終りにこんな雨の
許してほしかったふざけすぎた私ひさしぶりのそのまなざしさよならがこわくて私の名前を呼び捨てにできない遠くなったあなたがいた ゆうべは目の前にあの日からの悲しみを
強がりはよせよと笑ってよ移り気な性質よと答えたらそれならば唇かみしめてなぜ目をそらすかと問いつめていつからこんなふうになったのか子供のようには戻れない強がりはよ
冗談だよ 本気で言うはず ないじゃないか鏡を見ろよと 言われるのがおち鏡の中では つくり笑いがゆがむにじんだ涙で つけまつげがはずれるたまには いいとこみせても
なんにも言わない海よおまえはいつも見ていた人の世界の争いごとを流した涙のことを遠い遠い昔からおまえはみんな見ていた今も静かなそのまなざしを私たちにむけている忘れ
そばに誰かいないと沈みそうなこの胸まるで潮が ひいたあとの暗い海のようにふれる肩の ぬくもり感じながら 話をもっともっと 出来るならば今はそれでいいさ息でくもる
誰もいない砂浜 あなたの面影と戯れ淋しい気持ちになるなぜか懐かしい思い確か7月7日 七夕の夜だったと思う二人で火をつけ合う一本ずつの花火“綺麗だね”と微笑むあな