海風行きかう町へと急ぐよ
セーラー襟元 ひらひらさせて
土曜の楽しみ 午後から自由
授業がおわればおなかも鳴るし
今頃 私を 待っているよ
昼ごはんに ばあちゃんのカレー
一晩お肉をお酒に漬けこむ
秘訣はこれだ、と胸はって言う
食べたら じわじわ 染みてくるよ
レモンのように 黄色いカレー
たくさんの子どもを育てた
たくましい その手は なんだって
おいしく料理する
にぎやか市場で山ほど買いこむ
季節の食材 持ちきれなくて
手伝う私に ごほうびだと
コーヒーやのレモンスカッシュ
暑い夏の日射しあびて
休むことなく働いてきた背中
いつも いつも 人のために
時間をすごしてきた
たくさんの子どもを育てて
難儀もしたけど
今は本当に幸せ と笑う
海風行きかう町へと急いだ
セーラー姿の幼い私
今でも時々 食べたくなるよ
まっきっきのおいしいカレー
また きっと 作ってくれるかしらね
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まわれ まわれ – 比屋定篤子 あなたねその声はやさしくかすれてる乾いた憂鬱に染みていく確かなことなんてひとつもないけれど同じ色の夢見た朝のやすらぎに守られてまわれ まわれ 時間をまきこむ台風
青い自転車 – 比屋定篤子 ヒュッと ヒュッと風きって走る青い自転車あなたのいる場所へちょっと ちょっと気持ちが良くて光あふれて気ままなハンドル遠まわりして急な坂道くだりいつつめにあるまが
オレンジ色の午後に – 比屋定篤子 波はやがて空を すいこんで消える遠くかすむ島は 真っ白な時間の泡に漂ういつかは 気付いてと願った あの日のように 甘くためらう痛み静かに 記された オレンジ色の
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夏の日 – 比屋定篤子 ふと空に浮かぶ面影ゆるやかに時は流れる遥かにうつる陽光(ひかり)その色に想い重ね口びるをすべり落ちゆく微笑みに霞む名を呼ぶ優しく白きその手に抱かれし夢を追うそう
眠り – 比屋定篤子 冷めた雲が降り注ぐ切りさかれた遠い空あなたは今どうしている見えない明日に怯えてるの音もたてずしのび寄る彩られた甘いワナあなたは言う風の中で私の声など届かないとや
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私 – 比屋定篤子 今、っていったい何だろうあの日の私もこの私身体を半分お湯に沈めて詩集をよんでる私も私目をつむれば浮かんでくるよあの日君がついた小さなため息今、っていったい何でし
君を照らすよ – 比屋定篤子 おだやかな波のむこうから偶然をこえて会いに来てたいくつな 空をつきぬけて目の前で 笑顔を見せてとめどなく あふれる息吹にあたたかい涙を そそごう何気なく すぎて
光のダンス – 比屋定篤子 凪そよぐブルーにしっとりうるんだ潮風が頬なでるころあなたは目の前にひょっこり現われ見過ごした時間を呼びよせる魔法をかけるLu・a・lu・a・u・i・lu・aさぁ
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月の宝石 – 比屋定篤子 月の光は揺れる水面にまるで まばゆい無数の宝石今 どうしてるあなたを想うよ家へおいでよ これから夜露にぬれた緑の先にそっとふくらむ虹色水晶今 どうしてる顔が見た
祈り – 比屋定篤子 重さのない あてのないわたしたちは 夜を抱く爪を立てて 傷を残すこの闇のゆくえを確かめるためにVoce e eu 求めるほどあいまみえる 闇の深さよそれでも 求
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ウクレレ ラブ – 比屋定篤子 追いかけるほど遠ざかる雲にかなしくなる頃はもう すぎて目を とじて君を おもいだすよたった一度触れた人よ今頃はどこかの街で幸せに なってるだろうか目を とじて君
ささやかれた夢の話 – 比屋定篤子 はらはらと頬にふれるとりとめのない感触みつかると哀しいからその前に 東に行くまだ見えぬ手を探して神々の住む遠い空見上げている待ちくたびれたふりをして気をひいても