星-シン-

はつこい – 星-シン-

小学生の僕は
優しくなれるものが大好きで
ネコ型ロボットのあのアニメを
ビデオ録画して何度も見た

3年生の時のクラスが
楽しすぎてしょうがなくて
その中にとても気になっちゃう
まあるい女の子がいたんだ

給食の余りの デザートを勝ち取る姿と
そんな食べてる時の笑顔が
特に素敵で 見惚れてたんだ

なんだか胸のあたり
ぎゅっとなるこの気持ち
「はつこい」
時間が止まらないかな?

君が隣で笑って
それだけで幸せな
「はつこい」
ドキドキが止まらない 困った。

小学生の僕は
ゲラゲラ笑うこと 大好きで
お尻を出しちゃうあの5歳児の
マネをしてみんなを楽しませた

そんな僕が心惹かれた
あの子はもっともっともっと愉快で
ローラーシューズを履いてコケている
おとぼけな笑顔が可愛かった

給食をあんまり 食べれない僕を横目で見て
「それ、ちょっと貸して!」と丸呑みで
プリン食べる姿 素敵だった

本当は逆なのかな
か弱かった僕に優しい君
思いやりに…ドギマギ

君が隣で笑って
それだけで幸せな
「はつこい」
ドキドキが止まらない 困った。

クラスの人気者 Aくんを大好き 君の目は
こっちを向いていなかったけれど
僕はそれだけで十分だった

なんだか胸のあたり
ぎゅっとなるこの気持ち
「はつこい」
時間が止まらないかな?

君が隣で笑って
それだけで幸せな
「はつこい」
ドキドキが止まらない 困った。

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