斉藤壮馬

フィッシュストーリー – 斉藤壮馬

七色の夜を君と渡ろう
そんな魔法みたいな旅に出かけよう

全然眠れない そんな夜更けには
ちょっと抜け出して 屋上に咲く声ふたつ

散々 小馬鹿にされた作り話も
なぜか君だけは涙ぐんで聞いてくれる月夜さ

純粋でピュアな乗客(パッセンジャー)
時間ならたっぷりあるんだろう?
さあ 今日はこれからどんな冒険をしよう

七色の夜を君と渡ろう
そんな魔法みたいな旅に出よう
風に祝福を 星に願いを
世界がほら語りだすよ

1078(イチマルナナハチ)号室 病室の部屋の中
起きてはまた寝て 退屈そうに窓の外を見てた

偶然そこで出会った二人って もはや運命かな
君の代わりに外の世界を話してあげよう

理想と現実 目を覆う日々
そんな魔法が冷めてしまわぬように
汚い言葉を 綺麗な嘘に変えて
君をまた騙すよ

舌を抜かれて 泥棒になっても 僕は構わない
君が笑顔でいてくれるのなら なんだって構わない

七色の嘘で君と笑おう
そんな馬鹿みたいな旅にしよう
風に祝福を星に願いを
世界がほら語りだすよ
ほら朝が来るよ

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