志方あきこ

久遠の海 – 志方あきこ

遥かな水平線 昇る朝日が
金色の雫を 波間へ零す
目覚めた珊瑚達 囁(ささや)き歌う
あざやかな世界

遠く 受け継がれゆく記憶
ゆるぎない願いのせて
今 海原に集う

全ての 生命を抱きしめ
奇跡に輝く 母なる海よ
巡り 生まれいずる
喜びと哀しみを 愛しむ強さを
私に教えておくれ

時は 運命を 連れ出して
蒼い 高波と共に 彼方へと流れ行く

数多(あまた)の生命を育み
旅立ちを見守る 母なる海よ
別れを畏れるこの心に
乗り越える力を 与えておくれ

Oh acque marine, grembo meterno!
ああ 母なる海よ
Voi, onde che portate mille destini!
数多の運命を運び届ける波よ
Guidate a una terra fertile l’arca
新しき生命の方舟を
che porta nuove vite
豊饒の大地へと導いておくれ

全ての 生命を抱きしめ
奇跡に輝く 母なる海よ
巡り 生まれいずる 喜びと哀しみを
愛しむ強さを 教えておくれ

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晴れすぎた空の下で – 志方あきこ

ひび割れた大地に 赤い砂礫が舞う不似合いな程の 青空が綺麗私は高らかに 唄を歌って雨の訪れを 待ち続ける井戸はカラカラで 小石しか出ない私が生まれた日に 植えた

朱隠し – 志方あきこ

まほらの戸に立つ 産土(ウブスナ)へ 手向けるは 椿花夢路の社の 其の奥に よもすがら 咲き匂う捻れの街角 夕暮れに 影法師 誰を想うからから廻るは 風車 誘わ

祈りの彼方 – 志方あきこ

淡き空の間(はざま) ひとひらの花は零れ舞い立つ金色(きん)の風に ひらり揺られ何処へ向かう廻り出す時代(とき)の歯車絡み合う想い 追いかけて 手をのばす織りな

AVE MARIA – 志方あきこ

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Luna piena – 志方あきこ

Nella nebbia notturna, il buio piu fitto.Un bimbo smarrito ferito dai rovi.Uno s

うたかたの花 – 志方あきこ

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祈り~モンラム~ – 志方あきこ

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春告げ~Raggi di primavera~ – 志方あきこ

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黎明~AURORA~ – 志方あきこ

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調和~Harmonia~ – 志方あきこ

遥かの旅へ 風は空を翔ける見上げた暁の 彼方へ消える奪い与え燃えゆく 赤き青き炎めぐり行く時の輪と 重なり踊る母なる海へ 波は寄せて返す優しきゆりかごに 命は芽

Amnesia – 志方あきこ

やわらかな肩越しに霧深く煙る森隠された真実が密やかに こだまする瞼(まぶた)に焼きつくモノクロームの世界くろい 影が 絡み合う舞い降りてくる 光の雨にすべて 赦

追想花 – 志方あきこ

空は霞深く 月は朧(おぼろ)に消え流れ落ちた星は 海へ漂う想い疼く胸を そっと水に浸す欠けた貝の縁に 滲(にじ)んだ囁き何処へ行けば消える 色褪(あ)せぬ哀しみ

調和~大地の讃歌~ – 志方あきこ

物語は集う 広大な大地へ豊穣の息吹受け 幾億の命 煌めく

アオイロ缶詰 – 志方あきこ

深呼吸したら 大好きなもの集めようアオイロ缶詰 作るために光さす海の青 水底の群青はじけゆく泡の 切ない水色悲しみが生み出す暗闇があふれたらアオイロ缶詰もって君

調和~泡沫の子守唄~ – 志方あきこ

母なる海へ 波は寄せて返す優しきゆりかごに 命は芽吹く

レプリカーレ – 志方あきこ

Ma gli uomini non si accorsero di nullaけれど 人々は 何一つ 気付くことなく黒い空を裂いた 三日月は白くそっと枝を飾り 

埋火 – 志方あきこ

Fuhle ich mich besser, wenn ich alles niederbrenne?すべて焼きつくしたら楽になれますかFuhle ich mi

調和~焔の共鳴~ – 志方あきこ

奪い与え燃えゆく 赤き青き炎めぐり行く時の輪と 重なり踊る

風と羅針盤 – 志方あきこ

呼ぶ声は 風にこだまして広がる エネルギーこの胸で 受けとめるよいつだって 君を求め 翔(か)ける空 羽ばたく 鳥と共に 自由に舞う 光の欠片 浴びて まっすぐ

軌跡 – 志方あきこ

(天(そら)を渓(たに)を断崖(がけ)を海を巡り生きとし生ける者を守護る精霊たちの翼のその唄笛は今も響いている)雨粒を紗(うつ)す 灰色の雲間霞む足跡を ひとつ

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