平賀さち枝
春の嵐 – 平賀さち枝
『あったかい蕎麦を食べた後にコーヒーでも行きませんか?』
そのリズムがなんか好きだよ
青いシャツも似合っていてさ
あなたのこと何も知らないけど
またすぐに会えるような予感がしてるよ
春の嵐に包まれてあなたが喋り出す
昨日忙しかったでしょう?朝も早起きだったのでしょ
咲き始めたピンクのツツジが15時の雨にうたれて
ダイヤモンドみたいだよ
あなたとの会話も
あなたとの会話も
『あったかい蕎麦を食べた後にコーヒーでも行きませんか?』
そのリズムがなんか好きだよ
青いシャツも似合っていてさ
あなたのこと何も知らないけど
またすぐに会えるような予感がしてるよ
春の嵐に包まれてあなたが喋り出す
昨日忙しかったでしょう?朝も早起きだったのでしょ
咲き始めたピンクのツツジが15時の雨にうたれて
ダイヤモンドみたいだよ
あなたとの会話も
あなたとの会話も
目と目で繋がるこの瞬間とまだまだ縮まぬこの距離と揺れるリボンの先が君の視線に入らないもどかしさと見かねた太陽落ちる渋谷の二人が夕陽に染まっても素直になる時はいつ
あまい潮風寄せる水面を触る仕草を後ろで見ていて午前七時に仔犬を連れて二人のための話をしながらとびきり酸っぱいアセロラジュースのみほし優しくキスをして
まだ残っている水いつもの身支度を済ませて次なるページを見たぼやけた新聞紙春なのに暑過ぎたし長かった夢のせいで変な気持ちなにもない場所にある光が本当の匂いがして泣
今日も一日雨が降るってさあの娘のことも遠くに感じる日には心の一番奥のホントのトコロ触るふりしてちょっと傷つけた出掛けなくちゃ 傘をさして曇る気持ちも長くは続かな
『今夜つよく風が吹いて明日春が来るらしいよ。』ひいた風邪も治らないままにここへ来てさそんなことを話すあなたの声は柔らかくて好きなんだか不思議な力に包まれているっ
朝霧をくぐりぬけ 空色のこの車で息白くまだ眠りの街は静か映画のようなラジオと途中で食べたラーメンこの時は二度とない予感がして外を見る時ががゆらゆら 飛び散る心つ
あけましておめでとう今年もまた大切なあの人の笑顔が輝くよう体にだけは気をつけてね月曜日にはまた通勤電車で夢を運んでねあけましておめでとう今年もまた大切なあの人の
これくらいのことなんて到底季節と過ぎ去るくらいの長い長い年月をあなたはおくってきたのでしょそのからだも紐解けば最後には何もなくなるわけだけど淡い光見てたでしょ
喫茶店に入ってきゅうに仕事始めるキーをたたくあなたのその指が好きだたまにこちらを気にしてごめんねの合図早く終わってさわたしのものになあれ15分後に閉じたパソコン
未だ思いも分かり合えずに街を行く明日へとその幸せとはなんにもないまっしろな日々のこと寝ぼけた顔 真夜中に話した夢“ブランコ揺れるプールの庭”とかさぁ帰っておいで
きれいな心であなたが生まれた10月の朝のこと考えてちょっと泣きそうになったり10年後、これからの話しを曖昧にぬりつけた未来を眠る前になんかずうっと話してる時のこ