引っ越しするって聞いた時はまだ
心の準備が出来ていなかった
幼馴染みだとか 角のよく吠える犬とか
帰り道の景色も やがて思い出の中
午後五時五十五分の空を 僕は見上げながら
二度と同じに戻らない雲と 自分を重ねてしまうよ
あの紅葉みたいに頬を染めてく君を思い出して
僕はまた歩き出したんだ
半袖じゃ少し肌寒くなったな
二杯目のコーヒー 飲み切れないまま
あの頃は良かった なんて少しも思わないけど
今日は理由も分からずに 涙が溢れてくるよ
午後五時五十五分の電車 僕は乗り遅れて
動き始めた窓ガラス越しに 君を探してしまうよ
あの紅葉みたいに頬を染めてく君の手の温もり
僕の左手に残るんだ
冬に葉っぱが散るから 新しい緑が生まれる
きっと きっと僕らもそうなんだろう
午後五時五十五分の空を 僕は見上げながら
二度と同じに戻らない雲と 自分を重ねてしまうよ
あの紅葉みたいに頬を染めてく君とまた会えたら
僕は伝えなきゃいけないな
月日の流れって儚いんだな 君はすっかり変わってしまったあの日 誰より輝いていた君はもう居ない もう居ない中村 僕はいつだって 君を待ってんだ親友の定義って一体何
街はすっかり寒くなって 足早のサンデー僕はちょっと風邪気味で喉が痛むあの日 君と入ったカフェはもう面影も無くて白い溜め息重ねては また走り出したぐるぐる巻きのマ
どこまで行くの 早く行かなきゃ 君のもとへ 君のもとへ何をしてるの 早く言わなきゃ 君の事が 君の事が…七度八分の 熱ニモマケズ 君のもとへ 君のもとへオレも男
嬉しい時 それは友達が「最近どう?」って電話くれた時慌てる時 それは仕事先の電話で目が覚めて寝坊に気付いた時いつだって 心が動き出すような物語が始まって行くお節
ホッとするな 落ち着くな 君が居ると優しくなれるんだほっといたら過ぎて行く 毎日がいつもほら輝いている「一日に何回笑えるかな?」って数えてみたけれど 少な過ぎて
季節はいつも少し急ぎ足 背中ばかり追い掛ける毎日めくり忘れたままのカレンダーに ふと気付いて嫌になる色んな人に迷惑掛けたな 失くしたものも沢山あったな通りすがり
信号は赤だから ここで待っている車なんて来ないのに ここで待っている携帯電話で いつも話しているだけど本当の気持ちは 誰にも話せないそれで成り立ってるんだ それ
並木道を抜けたらもうすぐ 懐かしい校舎が見えてくるいつも相談に乗ってくれた先生 今はもう居ない事を知った空が橙色に染まる度 あの頃の気持ち思い出して…先生 僕は
最近暗いニュースばかりだ そんな台詞はもう聞き飽きた今日も見て見ぬ振りをして ずっと眠れないまま理屈ばかりの政治家も 部屋に籠って暮らす若者もホームシックに掛か
青い空 青い海 青い地球 世の中に青いものは山ほどあるその中で一番青いのは何だろう もしかしてこの自分なのかもしれないくだらない事悩んで 溜め息も様になって見上