中嶋美智代

つめたいうわさ – 中嶋美智代

教室を 見上げてるあなたが
夕焼けに溶けて 一枚の絵みたい
スプレーが 残ってるあの窓
文化祭のとき クラスではしゃいだね

つめたいうわさ せまい街で
尖った声 あなたを追いたててく
胸をふるわせ みつめていた
ななめの席 もう明日はからっぽなの

このうわさ でてすぐにあの娘は
とつぜん遠くへ 転校させられた
「不良でも 恋ぐらいするよ」と
あなたは笑って 強がっていたよね

つめたいうわさ せまい街で
引き裂かれた愛しか 見えなくても
クラスメイトで かまわないの
毎朝ひとこと おはよう言いたいの

たからもの うばわれるように
片想い 風にちぎれてく

つめたいうわさ せまい街で
夕陽の中 あなたは旅立ってく
めだたないまま 恋していた
瞳の奥 もう明日はからっぽなの

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