君にはあげないさ、僕のベランダの太陽も
坂道や公園の花壇もすごく素敵に見えるんだ
君にはあげないさ、僕よりも素敵な人生には
そんなによく映らないだろうと向き合うのをやめたよ
「あたしを見ることで、あたしを置いてかないでよ」
風のたばこ 僕は吸わずに秋風に吹かせる
なにも譲れなかった ケチな部分
君よりも飛べる羽を持っていたかったんだ
君にはあげないさ、僕の苦悩や格好悪さを
羽のついた君には到底言えなかったんだ
風のたばこ 僕は吸わずに秋風に吹かせる
それだけで苦しくなる
君はもう飛べる羽で素敵な人生を!
君のたばこ
僕は吸えない、僕は飛べない
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