ナツノムジナ

  • 報せ – ナツノムジナ

    雨 濡れないままの夢 窓から 舞い落ちて今日の 夜に捨てた羽 君のもの 鱗粉は 青く 空 切れ切れにこぼれた 飛べなくなった 余白きっと ただのイメージ 昔に墜ちた 紙飛行機 手を 伸ばす前に消えた 好きな色 滲む余計な 記憶そっと 離れてみれば 脆くて 柔らかい 月 そうさ 赤白黄色 ただ鱗粉が 舞ってずっと ただの幻だから 今落ちていく 涙さえ 明日 君の休みが 取れたみたいで 良かった 人気…

  • 煙の花束 – ナツノムジナ

    煙の花束を 抱きしめ 肌を 震わせながら連なる光の 瞬き いつでも ここに帰る 暗がり 寝ぼけた朝日が 僕を連れて別れもないまま 走り出して 謎めいた奇跡の 切れ間を 眠り続けているよく似た姿の 僕らに もしも出会えたなら 驚く 寝ぼけた朝日が 君を染めて別れを告げれば 目を覚まして 人気の新着歌詞 台風 – ナツノムジナ 明け方 20号の予報に 湧く子供らと電話線を 走る喜びも 渦を…

  • タイトロープ – ナツノムジナ

    蜘蛛のように 巣を作るのは何故 透明な糸の中に 吐き出していく想いよ君の声が 光に変わる度に 掠れた糸の先で 震えを隠す夕凪 足を滑らす 宙吊りのまま 次第に 目が眩むほど 透きとおる日々に 合図を待つよ ひと続きの独白を飽きるまで繰り返す 嘘になっても構わない意味を超えて 織りなす夢あべこべに欲しがるのはいつも お話の始まりだけ 全ての夜に 確かめた跡 次第に 消えてゆくもの 巻き戻してみる 蜘…

  • 優しい怪物 – ナツノムジナ

    目に見えることが 全てじゃないと 涙は流れず 瞳は虚しい 信じたものが 手渡される度に 一人になれたら どんなにいいと思う 晴れた日の朝に 私は歳をとって 生まれてくる君の前に 広がる 気配 手に負えない 優しさだけが照らした 怪物たちへ 挨拶もなしに 飛び込む街の 記念写真は 受け取れないから 寂しげなままで 手招きする影と 雨が降るまで そばにいてあげたなら 月の出た夜に 私は生まれ落ちて 眠…

  • 漸近線 – ナツノムジナ

    通り雨の気まぐれが 君の髪を濡らす放課後の窓辺には ぬるい風が吹いた 夕暮れ 街は よそよそしく集う 影に シミを落とす あなたの言葉と 僕の沈黙は同じ意味を持つから一人電車を降りた 忘れるための夢を 書き留めて話した朝は君にとっての 掴み損ねた憧れ 小さく バターを切る姿が滲む 影に 溶けていく オレンジの飛行機雲が描いたの線路上で無くした ものたち どこでもない場所で 息を殺す二人は声に似た気…

  • 金星 – ナツノムジナ

    呑み込んだインクの黒は夜に似ていて あなたのそば 星になれたら 月面に降りる度に眺めた光 あなたの目に似ていた 同じ夜 生まれたばかりの 孤独を 照らす明星 編み終えた 言葉の海の 果てに登る陽が 偽物だと知る前に 流れ去る 全てのこと 忘れずにいる私は いつまでも 見つめた 瞳よ 安らかに閉じて 描いた あの場所で会おう (temporary,reality) 歌詞の記載がないため作成しておりま…

  • 台風 – ナツノムジナ

    明け方 20号の予報に 湧く子供らと電話線を 走る喜びも 渦を巻き溶けてゆく ああ 窓に変わる 私の胸を 打ち付ける風ずっと 変わらない景色 季節の影で 巡りゆく 空 風は止んで 空を拭う瞳の 静けさの中で寄り添う 胸の奥の気配を あきらむる陽が射した ああ 風に揺れる 誰かの声に 振り向いたならずっと 繰り返す夢の 窓を開いて 飛び込めるから 人気の新着歌詞 金星 – ナツノムジナ …

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