イダセイコ

君しか見えない – イダセイコ

木漏れ日 舞い散る レンガの道
待ち合わせたように いつもそろう顔
「スキ」… ただの友達 今も

いつだってそうだ いつだってそうなんだ
誰彼かまわずに 優しいから
でも その笑顔を 今だけは 信じてもいい?

呼吸をするように愛してる
瞬きする度に 確かめる
まぶたの裏に残る君を 逃がさないようにと
目を閉じるよ 君しか見えない

真面目な顔して見つめないで
普通の素振りで 話しかけないで
「スキ」… こぼれてしまう あぁ

少し離れた場所から 今日は君を見ている
知らない振りをして 眺めている
でも その笑顔は 誰のものでもない
あたしのものでもないけれど

呼吸をするように 愛してる
ため息を飲む度に胸が痛い
言えないままの その想いは 逃がさないようにと
目を閉じるよ 君しか見えない

枯れ葉 おどる レンガ道
向こうから 君が走ってきた

呼吸もできないほど 愛してた
触れた手の温度で確かめる
音のない「スキ」が あふれている
想像しては 繰り返した場面
今 君しか見えない

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