ケイ潤子

  • 冬のファド – ケイ潤子

    雪 とけゆく海に わたしの名前 呼ぶあなたまるで話しかけるように なんども なんども命果てたあとの今のわたしは壊れかけた はしけに身をよせる冬ツバメあゝ雪にまみれてもこの愛をみつめていたい港 離れはしない 窓 夜風にあたる わたしの背中 抱くあなた遠い昔のことなのに こんなに まざまざ愛の日々が今も今も見えるの壊れかけた はしけで泣きぬれる冬ツバメあゝ群れにはぐれてもあなたをみつめていたいあなた …

  • 裸足の石畳 – ケイ潤子

    港へ つづく 坂道見下ろして 立ち尽くす指から すべり落ちた手紙が 白い鳥になる おねがい あの船を止めて愛しているのよ 行かないで 愛はなぜ 旅立ちたがるのしあわせは 背を向けるのアモール アモール裸足のまま 追いかけるの 昨夜(ゆうべ)の 熱いくちづけ首筋に まだ残る霧笛が すすり泣いてさよなら 船がでてゆく おねがい あのひとに告(つ)げて私は待ってる いつまでも ひとはなぜ 愛を欲しがるの…

  • 追憶のLaLaLa – ケイ潤子

    LaLaLa…..新しい靴 箱から出してたとえ転んで 傷ついても私の道を 歩いて 歩いていくの にぎわう街 行き交う人波ブルーのシャツ 見つけたわキレイな人の 肩を抱く あなたを見たの まるで映画のよう 別れのシーン響くわ涙あふれて スクリーンが とても見えない 見上げた空に 思い出すの好きな色だけ 変わらない涙のあとに 消えてく 消えてくまでは 一人の夜 いくつも過ごした古いヒール …

  • さよならは言えない – ケイ潤子

    孤独にふるえる 心は今もあなたを 思うの別れても 離れても愛してる手をつなぎ 見上げた青空 さよならをいうには 愛(あい)しすぎI can’t say goodbyeあなたの声 聞かせてつかの間の夢 みさせてほしい巡る 巡る 思いでさえも指の隙間をすべり 落ちてく 燃えてる孤独な 心は今もあなたが 欲しいの別れても 離れても 愛してる月にぬれ 夜におぼれてた さよならをいうには 愛(あ…

  • 白いラベンダー – ケイ潤子

    二人で暮らした 部屋には今でもあなたの匂い 残っているあの時全てを 信じてあげたら悲しい別れは なかったかしら 涙で育てた 恋の幻影(まぼろし)心に抱きしめ 生きているのよ美郷の雪華 それは私よあなたを待ってる 白いラベンダー 黄昏 街角 道行く誰もがあなたに見える 逢いたいのよぬくもり探して 思い出たどるの幸せのかけら 握りしめて 季節はいつしか 色彩(いろ)を変えても私の恋しさ 変わりはしない…

  • JAIME(君を愛す) – ケイ潤子

    愛という言葉も むなしいくらい愛しているのよ 命をかけて風にゆれる髪も そのほほえみもあなたの何もかも 私は好きよ愛されているなら 何もこわくない愛しているときは 夜が恋しい愛し合うふたりに 過去はいらない未来を夢みて 生きてゆくのよ愛しても 愛してもそれでも足りない涙があふれるほど好き 好きなあなた 愛し合うふたりに 過去はいらない未来を夢みて 生きてゆくのよ愛しても 愛してもそれでも足りない涙…

  • ソナチネ – ケイ潤子

    今日が約束の日だったわね半年後に も一度二人逢おうって無鉄砲ね 初めて出逢って約束なんか 交わすなんて きっと見違えてしまうわね服も靴も化粧も変えてきたからでも不安ね ほんとに来るかしら初恋みたい そうね まさか どんな話しようかしら映画…旅行… 月並みだわそれより食事ね 乾杯しましょ 今日の為に 愛はソナチネ 男と女電話も歳も 知らないけれど愛はソナチネ きっとあなたを好きになる今夜始まる 二楽…

  • しあわせくれてもいいじゃない – ケイ潤子

    あなたどこにも 行かないでいつもそうなのね なんであなたは心とざして 笑うだけあんまりじゃないの 心開いてよあたしには 本当のこと言って欲しい 愛されたいあなた しあわせを くれてもいいじゃないすがっていってもいいじゃない こよい別れの 夜ならばもうやめて欲しい ふくみ笑いは心の底で 笑ってよ目だけで笑うの 今日はやめてよね思い切り 泣き声あげて涙ふりまき わめきたいのあなた しあわせを くれても…

  • キラメクいのち – ケイ潤子

    ささやかな日々煌(きら)めく 花咲くこの季節(とき)につよく抱きしめる 輝くこのいのち宇宙(そら)まで届けたい あふれる歓びをだから笑って もっと眩しく そばにあなたがいるだけでもう何も畏(おそ)れない 今日からはいま幸せのメロディー 愛をこめて伝えたい 歌にのせて ふりそそぐ陽の光に あなたが目覚めれば満ち溢れる夢 湧き立つ希望と宇宙にも届けよう 限りない愛をだから笑って もっと眩しく あなたの…

  • スター – ケイ潤子

    もう いいじゃないこれから先も スターそれは無理さ昔の声が もう出ないことファンが 一番知っているそれでもと いうのなら俺の肩先で 歌うがいいそれでもというのならラララ ラララ ラララ まだ 忘れない昼夜二回 公演のあのころを薬と酒を 交互に飲んで歌がよくなるはずもないそれでもと いうのなら夜明けの酒場で 歌うがいいそれでもと いうのならラララ ラララ ラララ 還暦すぎたか化粧鏡を 覘いてわかった…

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