松城ゆきの

時をめぐるPassage – 松城ゆきの

木洩れ日のpas de deux 遠い
5月の頃に
踊るよう歩く ふたりあてもないのに
好きだったとても 明日なんて見えずに
ふたりいるだけで 何もこわくなかった

時は過ぎゆく 風にちぎれて
恋も夢も 置き去りにしてしまった

人生のpassage 霧の中の明日が
見えたときなぜが ふっとこわくなったの

秋の日のviolon 不意に心響けば
この街のどこか 遠いあなたを思う
いくつもの角を 曲がり見えてきたのは
変わっていくことを 恐れずに生きること

時は満ちてく 胸の汀に
ずっとずっと あなたを愛していたと

明日へのpassage 今が過去になるとき
愛しくて泣ける そんな私でいたい

いつかどこかで 風に吹かれて
髪をくぐる 遠い指先を思う

木洩れ日のpas de deux あれは5月の頃に
踊るよう歩く ふたりあてもないのに

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