KAB.

19の夏 – KAB.

恋を知らずにいた二人は 声にならない思いぶつけた
恋を知らずにいた二人は 安心できる場所求めた

急かされるように始めた二人暮し
つぎはぎだらけの日々は
誰もそう、解ってはくれないまま

今も元気にしていますか?
短い髪のまま
一度も好きと言ってくれずに
いざとなると逃げ出した 弱気な君が好きでした

初めて君を抱いた夜に
頬に伝った涙を見た
寄り添い眠る瞳の中
同じ夢は見れやしない

僕の我侭に疲れた君がいつか
心閉ざしてしまっても
気付かずに攻め立てた ひどい奴だろう?

今も元気にしていますか?
小さな背中のまま
最後の言葉 響く鐘の音
涙顔の夕暮れに 二人の影が離れた

今も元気にしていますか?
あの部屋にいますか?
二度と逢えない君だけれど
もしこの歌聴いたなら どこかで笑っていて…

今も二人暮らした 日々はこの胸の中

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