大人への坂道で転んで膝を擦りむいて
堪えきれず歯を食いしばって泣いた
あの時の痛みは数日経てば忘れたけど
近頃の痛みはそうもいかなくて
単純だった涙は乾いて
嘘や矛盾で見えない傷を負って心で泣いてるんだよ
誰にも気付かれぬ様に
僕等は涙を隠したんだ
いつの間にか心に埃の様に降り積もった
得も知れぬ無数の憂いさえ
強がりと甘えの狭間で揺れ動いたあの頃は
無邪気に吐き出せたのに
疑いも無く鮮明な未来図を拡げていた自分が
今は少し羨ましくさえ思えてしまうんだ
無理に引きつった笑顔で笑って
何も言えずに苛立つ自分を抱いてそれでも生きてくんだよ
あんなにも理想を持って自由になったのに
単純だった何かが変わって
嘘や矛盾に気付いて目を逸らしては
自分を守ってるんだな
本当は笑顔でいられる方法を探すべきなのに
気付けばなぜか 安心して泣ける場所を探しているんだよ
いつか「自分だけ」だった世界は変わって
僕等は誰かが隠した涙に気付いてあげられたなら
その時は涙が溢れるくらいの微笑みを
人気の新着歌詞
独立記念日 – 臼井嗣人 昨日よりも 明日よりも大切な今日があってあなたよりも 誰かよりも大切な自分があって理想よりも お金よりも大切な夢があって進む為に大切な人傷つけることもあって願い
優しいしわとじぃとばぁ – 臼井嗣人 その昔 決められて結ばれた男女が今もなお 寄り添っている「あの頃はそんなことが普通だった」としわしわの笑顔を見せるいつから互いのどこに恋したのいつから愛に変わっ
ひとりぼっちの唄 – 臼井嗣人 俺と関わりの無い人が自分で死ぬ事を望めばどうぞ勝手に死んでくれればいいその人が自ら死のうが寿命でこの世を去ろうが俺にとっちゃ変わりないから「生きてればきっと良い
春紫苑 – 臼井嗣人 いつもふたりで並んで作った太った影が今日は痩せっぽち太陽の火が消えそうにくすぶって空を赤く染めたうなだれながら石ころ蹴飛ばして帰る思わぬ所へ転がる歪な形の石ころ
to you ~餞の唄~ – 臼井嗣人 愛されて 愛されて 君はそこにいるから同じように他の誰かを愛すことを知ってるんだよ太陽 東から昇って 西に沈んでくように当たり前にどんなときも一緒に泣き笑った君
偶然 – 臼井嗣人 あなたと出会えてただそれだけで昨日より今日がすばらしくなってあなたと出会えてただそれだけで今の自分を愛せるようになっていつものように笑っていつものように泣いて特
大人になった僕達は – 臼井嗣人 友よ 遠い昔にさかのぼるけど幼き日々の事覚えているかい宛も無く自転車こいで走り抜けた日々ただそれだけで笑えてたね今では錆び付いて動かない自転車をなかなか捨てられ
幸せのイメージ – 臼井嗣人 「君に会いたいな」って思ってくたびれたスーツのままで再び眠る街へと飛び出した「君に会いたいな」って思ってひと月も前に準備したプレゼントをポケットに忍ばせて長い線
サボテンのせい – 臼井嗣人 影を振り切れないのは嫌でも視界に入り込むテレビの上のサボテンのせい殺風景な部屋に見兼ねて君が置いてった白い鉢のサボテンのせい捨ててしまえば少しは楽になれることく
お元気ですか? – 臼井嗣人 ひとりで暮らして5年目いつの間にやらで疎遠です昼下がりの公園はセンチメンタルでまいるなぁ番号もアドレスも変わって連絡がつかない人もございますまた総理だって変わっ
渋谷零時五十二分 – 臼井嗣人 いつか抱いてた夢なんてもんは満員電車で潰されて原型も無くなったキラキラ輝くこの街並も近くで見れば薄汚れた小さな電球が集まって暗闇を恐れて消える事が出来ずにいるだ
花吹雪 – 臼井嗣人 願いが叶うのなら覗きたいよ君の心の中互いが胸に秘める想いは次第にすれ違っていた砂時計のように時を刻んで舞う花びらに君の影を重ねて今になって手を伸ばして追いかけて
人であるがゆえ – 臼井嗣人 種を蒔いたのはモノクロの世界に色彩(いろ)を期待したから錆びたシャベルでも土を削れる 武器になることを知るキミを抱いたのは出会った事に意味を持たせたいから雨を待