風、一つ
染まっていく音を たなびかせて
流れ出す
朝焼けの空を 飛んでいく
(通りすぎていく)
聞こえた
震えてる声の 君は誰だろう
なんでかな 会いたくなったんだ
会えるかな
夢、一つ
鞄のポケットに 忍ばせて
(忍ばせて)
鐘、一つ
始まりの朝に 遠く響く
(鳴り響く)
思い出す
結んだ指に 残った温度は
今も未だ 青く残っている
褪せぬまま
「鳥や、雲じゃないから
飛んでいくのは、無理だね」
それだったら 歩き出してみよう
そうやって
描いた今日を 通り越して
明日はもっと 君のそばへ
前へ、そう前へ
少しずつ 進んでいく
一歩、五十歩、百歩
踏み出して 揺らめいている君が
青く滲む 青く滲む 綺麗に
会いに行く 会いに行こう 今すぐ
波、白く
さざめく音に 耳を立てて
(耳澄まして)
赤く、青く、
夕映えの空 昇る星
(瞬いている)
不思議と
不安な旅も 怖くないから
手を振って 俯かないように
歩いていく
「憧れても、願っても
誰にもなれないな」
それだったら 自分になってみよう
そうやって
目指した今日を 飛び越えて
明日はきっと 会えるから
じゃあね、そうしたらね、
一緒に 何を話そう
一歩、五十歩、百歩
重ね合って 紡いでいく時間が
融けていく 融けていく
それでもいつかは
夢が終わるなら
それでも良いかな
君がいるんなら
世界の中で
出会えた君が
理由になったら
それでも良いかな
一人の今日を 飛び越えて
描いた今日を 通り越して
明日はもっと 君のそばへ
前へ、そう前へ
少しずつ 進むよ
一歩、五百歩、千歩
繰り返して 指に触れる君が
青く滲む 青く滲む 綺麗に
いつまでも そばにいて 良いかな
良いかな
人気の新着歌詞
シニガミレコード – じん 存在の意味を考えた一人ぼっちの化け物は「人なんてすぐに死んじゃう」と呆れ顔 続けてた一人ぼっちの化け物に恋に落ちてく少年兵「このまま生涯を暮らそう」と手を繋ぎ
メカクシコード – じん 希望の消えた世界は太りすぎてちょっとも飛べない。依然僕にマチガイをインポートする。ズボンの裾伸びきってiPodのコードが揺れるイヤホンをあてがってとりあえずはフ
コノハの世界事情 – じん 意味と夢と命を集めて作られてしまった身体は終わった命を蒸し返す機械らしい【これは彼の昔のお話】人一人は涙を流してまた会いたいと呟いたハリボテの街の 終末実験は昨
如月アテンション – じん Wow 行き先はどうしようちょっと 私服じゃマズいかなあぁ、何もかも放り出しちゃった午後Wow 背伸びしたヒールじゃちょっと踏みだしにくいからさ少しラフにフード
透明アンサー – じん 目まぐるしくもないそんな毎日を漂う様に何度も席に座って「さぁ、どうかな?君は。」また試す様に数字の無い教科書が何かを言った出来栄えならそれはまぁ、良いほうだろう
人造エネミー – じん 「夢の消えた毎日を繰り返していたって意味などないよ。」と素晴らしいこと言うね君もそう、「非現実を愛してます。」なんて指では言うけど口では何も言えないのにね顔も声
カゲロウデイズ – じん 8月15日の午後12時半くらいのこと天気が良い病気になりそうなほど眩しい日差しの中することも無いから君と駄弁っていた「でもまぁ夏は嫌いかな」猫を撫でながら君はふ
空想フォレスト – じん 夏風がノックする窓を開けてみると何処からか 迷い込んだ鳥の声読みかけの本を置き「どこから来たんだい」と笑う目隠ししたままの 午後三時です世界は案外シンプルで複雑
エネの電脳紀行 – じん 世界終了の折に逃げ切って終焉を見たそんなので私は「特例」なんだってホルマリンの香りが溢れかえる部屋で眠る様に心と身体が離されて繋がった電脳心理 糸クズの様ディス
群青レイン – じん 「眠れないよ」って泣いてる君に絵本を読んでた雨音がノックしていて「明日も読もうね」ってまた栞を挟んだ時には君はもう寝息をついた「外に出たいよ」と言うそれを許せな
チルドレンレコード – じん 白いイヤホンを耳にあて少しニヤッとして合図する染み込んだこの温度がドアをノックした瞬間に溢れそうになるよ「まだ視えない?」目を凝らして臨む争奪戦あの日躊躇した脳
ヘッドフォンアクター – じん その日は随分と平凡で当たり障り無い一日だった暇つぶしに聞いてたラジオからあの話が流れ出すまでは「非常に残念なことですが、本日地球は終わります」とどこかの国の大統
サマータイムレコード – じん 昨日も今日も晴天で入道雲を見ていた怠いくらいの快晴だ徐に目を閉じて「それ」はどうも簡単に思い出せやしない様で年を取った現状に浸ってたんだよ大人ぶった作戦で不思議
マリーの架空世界 – じん 同じ声 同じ風景に気付けずに 心は弾むのでしょうまた次の同じ未来も新しく思えてしまうのでしょう「どうしたの?わからないよ」君の目は固く閉じて夕焼けの色 伝う涙は
オツキミリサイタル – じん 「もう、どうやったって無駄かもな」泣きそうな顔 見ていた「諦めないでよ」みたいな言葉じゃ 全然足りない!「そしたらもっと元気を出さなきゃ、明日も眩んじゃう!」っ
アヤノの幸福理論 – じん 思い出していたのはまた、家族の事「アヤノはお姉ちゃんだから皆の事、よろしくね」赤煉瓦の壁 小さな家の中でひそひそ話そう 秘密の作戦みたいに連れて来られた 三人の
ロスタイムメモリー – じん 数年経っても 影は消えない感情ばかりが 募って行く踞って 一人 描いていた炎天直下 坂道の上滲んだ 僕らが歩いていた夏の温度が 目に残っていた「構わないでよ、何
アウターサイエンス – じん 矮小(ちいさ)く惨めに生きた生命が死んではドアを叩くでしょう小さな主は見兼ねる 「嫌な話だ」大きく拡がる 喉と胴体は死んだ心を 溶かす様にゆっくり命を 飲み込み
少年ブレイヴ – じん 「虐めないでよ」って泣いてばっかり震えちゃうのも仕方ないのです孤独を敏感に恐れている少年の僕を『勇気』は嫌った同じ様に雨に濡れている子犬に理解を求めていた自分勝
夕景イエスタデイ – じん 注ぐ太陽浴びて 楽しげにはしゃぐ人の顔を睨みながらに 横切っていく徹夜明けの朝で腹が立って 憮然な私の目を避けた人の先に「おはよう」って言って 伸びをする寝癖立