じん

  • ステラ (BLUE BACK Ver.) – じん

    涙が 夜に溶けて空が今日も 遠くなる 未来が 綴じたように暗闇が 満ちている あぁ、醜い心も 掠れそうな言葉もすべて 見透かしたように 星が輝いていた 「夜鷹のように 高く空を 駆けて往けたら 綺麗だって囃されて特別に なれたのに」 そう、俯いた目には憧れしか 映らない 誰かの書いた 地図じゃ灯る場所は 探せない あぁ、僕らの現状はいじらしく フラットして 気を抜けば 明日が昨日になってしまう こ…

  • Newton (BLUE BACK Ver.) – じん

    冷え切った太陽に 見放されてずっと 縛り付けられている 星の上 逆らったメッセージが 流れ出して落ちて 凍った街の上 砕けていく きっと誰も ただ独りで口を噤みながら 笑いながら 泣いているんだ 「これじゃない」「愛してる」「大嫌い」「大好き」痛く、重いくらいの 想いが溢れる 今日も矛盾して 冴えていくこの感情は 音の中で初めて 惹かれ合うんだね歌の中で初めて 響き出すんだね 冷め切った体温と 並…

  • イライラしている! – じん

    あ~~~~~!イライラしている! ちょ、ちょ、ちょ、待って頂戴な 人生詰んでんじゃん そこらかしこであっちこっちで皆死んでんじゃん 「忘れちゃった」なんちゃってジョークが効いてんじゃん 満員電車にリップトークに乗って ドンブラコ え、なんそれ すごいね キマってるあ、どうりで値段も終わってますわ 健全な一般庶民じゃあ買えないけど ねぇねぇねぇ 将来夢って決まってる?まぁ、とっくに募集も終わってます…

  • BLUE BACK – じん

    新しい朝に 涙を拭いて嘘くさい空気にも 慣れた頃 霞む目の奥で 何かが燃えるあの眩しさが うざったかったな しょうがないさ なんて誰かが泣いてさよならもせずに いなくなるだろう 「仲間外れ」って 便利な呪いで誰も 悪く 責められないから 僕らは 痛感して今日も 呪い合って 一生 消えない傷は消せないなら 誇っちまえよ 待って目を逸らさないで 振り返って今、叫び返してくれよ 常識の向こうにも 答えは…

  • ヘンシン – じん

    いっせぇので 染まる大人たちを 真似る真似る 真似るきっとキレイに なっていく 8歳くらいで ハマる人ごっこを 演っていく演っていく 演っていくみんなキレイに 成っていく チントンシャントン前倣えで 落っこちてチャントンテントン真っ逆さまだ 大ッ嫌いな 正しさと尖った恋が 糸引いてニンゲンみたいな バケモノが育つのさ あぁ、妙なポーズで高らかに君が笑う ずっと響いてるのはとんだ人擬きの 悲鳴(メロ…

  • Worlders (BLUE BACK Ver.) – じん

    きっと君もきっと「あの声が呼んでいた」って言うと思うんだ 最初の一歩 響いて流れ出した 不可思議な ブルーズ 足りないものばかり 何度も何度も数えていらないものばかり 何個も何個も抱えて 目を閉じた瞬間 始まった物語 頭に鎖で 錠をした言葉じゃ ずっと頼りないから その代わり 震えた喉の奥がそっと空気を揺らして何度だって 鳴り渡る 「Do」「Re」「Meet」 を重ねて紡いだ 君のまっさらな歌 青…

  • シーナ – じん

    時間切れ アラームが回っている鞄の奥から 覗いている 今日も うまくいかないねどうせ間に合わないし もう少し眠ろう 君の好きだった 漫画も期限切れした チケットも 全部 捨てちゃえばいいやそうすりゃ 楽ね考えたよ 考えているけど これはいらない だけど 失くすのは怖い離したら 壊れちゃうような 気がしてんだ一人確かめる 悩める子羊の 皮に包まって まだ眠る あぁ 悩ましい 馬鹿らしい いじらしい答…

  • しゃべくりカタブラ – じん

    しゃべくりカタブラ時間が溶ける魔法にかかってる まだ口回るんかつって応戦してる微妙にハモってる あら、そろそろ閉店?待って、終電? なんて冷静気取り なんちゃってバニラフロート頼んでおいたげる かれこれ語るんだゾクゾクと来てる呪文を唱えてく その続きは一体どうなっちゃうの燃料注いでく よもやまでナイーブな そんでスイーツな鮮度満点 産地直送トークかなりグレーな花ばっか 咲いて散る 今夜ってどうすん…

  • 未だ、青い (BLUE BACK Ver.) – じん

    風、一つ染まっていく音を たなびかせて 流れ出す朝焼けの空を 飛んでいく(通りすぎていく) 聞こえた震えてる声の 君は誰だろうなんでかな 会いたくなったんだ会えるかな 夢、一つ鞄のポケットに 忍ばせて(忍ばせて) 鐘、一つ始まりの朝に 遠く響く(鳴り響く) 思い出す結んだ指に 残った温度は今も未だ 青く残っている褪せぬまま 「鳥や、雲じゃないから飛んでいくのは、無理だね」 それだったら 歩き出して…

  • Summering – じん

    入道雲は 屹と紙に描いた 落書きでした 嗄れた声は 屹と聞き違いの 耳鳴りでした 息が詰まる程目を覆いたくなる程 全部が綺麗でした彼れを 如何と呼ぶんでしょう 君は 追想錆びた鉄橋人知れず 足を向けました 湿気った匂いが きっと逸れ者の 逃げ場所でした 薄い缶バッヂもすぐ剥がれたシールも全部 宝物だったのです いつしか、真面になったんだ其れが何でか、本当に時折、恐ろしくなるのです バイバイ、My …

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